【河内長野市】市民マラソンで国歌斉唱した雪月花Reiさん。10周年コンサートが24日ラブリーホールで
例えば市民マラソンで国歌を独唱する歌手が市民と聞けば、凄いのと同時に市民にとっては非常に身近な存在で親しみが持てるような気がしますね。河内長野在住の雪月花Reiさんは昨年に続いて、河内長野シティラソンのスタート前に、国歌君が代の独唱を行いました。
雪月花Reiさんといえば、過去に何度かステージを拝見したことがあります。画像は河内長野フィルハーモニックのリハーサルの様子です。雪月花Reiさんが本番も含めオリジナル曲の「Requiem〜大楠公へ捧ぐ〜」をオーケストラをバックに歌いました。
当日は雪月花Reiさんの歌声が聞こえるリハーサルの動画も撮影しています。
さらに身近なところでは、ノバティながの北館入口でも歌を披露しました。
さらに、河内長野だけではなく富田林のすばるホールで開催された「すばる学園祭」で、日本舞踊の花柳吟明先生の舞踊付きで歌を披露したことがあります。
歌はオリジナル曲の高野街道で、雪月花Reiさんの公式Youtubeページから視聴できます。
そんな雪月花Reiさんが、3月24日にデビュー10周年を記念してラブリーホールでコンサートを行う情報を得ました。以前から雪月花Reiさんのことがとても気になっていた私はインタビューを申し込み、了承を得ました。
市役所のレストラン、オンキッチンで雪月花Reiさん(以下、Reiさん)と待ち合わせてお話をお伺いしました。Reiさんは、貝塚の二色の浜近くで生まれ、11歳の時に河内長野に引っ越されたとのこと。現在は南花台在住です。
歌手になったのは社会人になった後ということで、法学部の大学を卒業後、司法書士事務所や河内長野市内の企業で事務をされていたそうですが、歌手への想いは子どものころから持っていたとのこと。
それは、Reiさんの父親が趣味でピアノを弾き、母親がフォークバンドをやっていたということもあり、様々なジャンルの音楽が家で流れていたからです。そして母方の祖母は大正時代の童謡や唱歌を歌っていたそうで、自然と歌うことが好きになったそうです。
実際に学生時代にはプリンセスプリンセスやジュリーアンドマリーと言った歌手のカバーバンドを組んで楽しんでいたというReiさん。普通なら大学を卒業して企業に就職し、カラオケなどで歌うというイメージですが、Reiさんは本当に歌のプロになりました。
そのきっかけは、10年前に大矢船南町にある散歩の途中みうらさんにランチで訪れたときだと言います。
みうらさんの店内にはステージがありますが、みうらさんのマスターと意気投合したことがきっかけで、2人組のユニット雪月花結成につながったとのこと。2か月後にはワンマンライブが行われ、正式にプロの歌手としてデビューしたのです。
余談ですが、上の動画でReiさんが歌う昴、河内長野で生まれたという谷村新司さんへの思いが伝わります。
その時には市役所職員や議員さんの応援もあり、デビュー早々にファンが付いた雪月花のユニットは、市民祭りのスペシャルゲストに呼ばれるなど、想像以上のスピードで河内長野の人気歌手になりました。
「歌は綺麗だが感情が入る癖がなく、心に響かない」と評する人がいる一方、「綺麗で癖がない歌い方こそ個性そのものだ」と評価する人がいるなど、デビュー当初は聞く人によっていろんな意見があったそうです。
そのときに知人から歌手として芸能界にいたことのある田中るみ子(山口るみ子)先生を紹介してもらったそうです。先生は南花台に教室を持っていて、Reiさんはそこで6年半ボイストレーニングをしました。田中先生の教え方でいちばん大切にされていたことは、とにかく歌詞に思いを載せること。そのため、歌詞にひらがなを打ち、歌手として表現すべき所を教えてもらったそうです。
また2019年にはラジオ大阪で「雪月花のナイトカフェ」のメインパーソナリティを3年ほど担当しました。きっかけはライブを聞いていた人の中にラジオ制作の関係の方が来ていたことで「任せてみよう」となったとのこと。メジャーなラジオ局で1クールのつもりが長く続いたことが今でもReiさんの誇りなのだそうです。
しかし、コロナ禍で先生が東京に引っ越され、さらに雪月花はふたりからReiさんだけソロとなるという環境変化がありました。現在はオリジナル曲から、主にカヴァー曲に軸足を移しての活動をしています。
カヴァー曲は昭和歌謡が中心で、今回の10周年コンサートもそうです。Reiさんの方針として原曲に忠実に歌うことを心がけていて、独自のクセの強い歌い方はしないとのこと。
最近の活動で特筆すべきは、冒頭にも書きました河内長野シティマラソンでの独唱です。河内長野スポーツ連盟との接点を持ったReiさんは、昨年、今年の2年連続でシティマラソンで国歌・君が代の独唱を行いました。上に動画もあります。
新しい動きとして、コロナ禍の間ライブもなかなかできなくなったこともあり、Youtubeチャンネル「雪月花Reiの部屋」(外部リンク)を立ち上げました。ほぼ毎日のように歌をUPし、まもなく300曲に到達するとのこと。今では4,300人を超えるチャンネル登録者数を数えるほどになりました。
そして、意外なところからの反響があったそうです。Reiさんはせいぜい河内長野とその周辺のファンと思っていたそうですが、台湾や中国など海外からもコメントが付き、さらに県外の静岡や岐阜、三重からも今回のコンサートにも来てくれるとのこと。ネットの可能性の高さを痛感したそうです。
今回の10周年ライブはバンドメンバーが豪華とのこと。4歳からからピアノを始め、大阪音楽大学時代には関西新人演奏会に出演、卒業後には主に関西でポップス業界でバンドマスターやアレンジャーで活躍するピアニストのYUMIさんをバンドマスターに迎えています。
さらに、ドラムがメジャーデビュー後に世界的ドラマーの推薦でヤマハドラムのエンドーサーとなって、数多くのメジャーミュージシャンと活動を共にした熊丸久徳さん、エレクトリックギターが東京で四半世紀ライヴ活動後、大阪に拠点を移した田中正行さんというレジェンド級のメンバーも登場します。
そして作った曲がアニメのイメージソングやラジオのテーマに使われた経験を持ち、美加の台に在住のキタオヒ◇ユキさんはアコースティックギターで参加します。ベースは、現地の音楽を学ぶためにシカゴに渡米した経験があり、現在は東京在住のMIKIDENさん。いずれも活躍の場が広いとても豪華なメンバーです。
今回はオリジナル曲の「高野街道」と「Requiem〜大楠公へ捧ぐ〜」を含めて14・5曲は歌うとのことでした。
そして、音響を担当している協力の株式会社夢咲(ゆめさ)(外部リンク)は、富田林甘南備に事務所があって全国で活躍していますが、上野社長は河内長野在住です。今回のコンサートはもちろん、それ以前からReiさんが歌手活動を支えてくれたそうです。
そして今回の10周年記念コンサートには能登半島地震復興支援の意味もありました。ファンの中に能登半島の方がいて、リアルに被災したことにReiさんは心を痛めたので、チケットの一部及び当日は募金箱を用意しているとのこと。赤十字などを経由せずに直接現地に募金を手渡すそうです。
コンサートのチケットは、雪月花Rei10周年記念コンサート(外部リンク)の公式ページで販売中とのこと。当日はカヴァーアルバム「DIVA」を発売します。またボランティアスタッフも募集しているそうです。
ということで、Reiさんにインタビューを行いました。Reiさんのこと、知らないことが多く新鮮でした。10周年記念コンサートの後はリアルでは未定ですが、Youtubeでの活動は続けるとのこと。コンサートのサブタイトルに「Reiの夢は今ひらく」とあります。素敵な歌声を聞きながらみんなの夢が開いたら良いですね。
雪月花Rei10周年記念コンサート(外部リンク)
開催日時:2024年3月24日17:00開場、17:30開演
料金:4000円(全席自由席)
会場:ラブリーホール小ホール
会場の住所:大阪府河内長野市西代町12-46
会場までのアクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩7分
主催:雪月花、協力:株式会社夢咲
雪月花コンサート事務局:富田林市甘南備1905番地 株式会社夢咲内
お問い合わせ:setsugetsuka.web@gmail.com
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