【河内長野市・富田林市】1月3日参拝の参考に!お菓子撒き、喜ぶ、静かに、オコナイと4つの初詣スポット
今日がお正月3が日の最後ですね。すでに初詣にひと通り行かれた方が多いかとは思いますが、まだの方や最終日にという方もいると思いますので、参考までに今年の初詣の様子をご紹介しましょう。河内長野と富田林で2カ所ずつ回ってみました。
1、本日3日、お菓子撒きがあります!千代田神社(河内長野市市町)
最初は河内長野市市町にある千代田神社です。近鉄汐ノ宮駅から近いですね。
茅の輪くぐりの前で人が立ち止まっています。ヨチヨチ歩きの小さなお子様が茅の輪を跨いでいたからです。お子様は親御さんに言われるままやっているので、おそらく今は意味が解っていないと思われますが、いつか意味が解るのでしょう。
キッチンカーが出ています。千代田神社でのお馴染みの店が多いようです。
参拝の行列ができていますね。そして右側にはテントが並んでいて、いろんなお店が出ています。
授与所のコーナーです。神矢、限定ご朱印、色紙などいろいろありますね。
巳年とあって、白蛇の置物などが用意されていました。
さて、千代田神社では今日1月3日の11:00から、お菓子撒き神事が行われます。これは子連れファミリーにとってはとても嬉しい情報ですね。初詣は今日で終わりですが、1週間以内に、今度は戎祭(えびす祭)もあります。それまで、千代田神社が多くの人で賑わうことでしょう。
千代田神社
住所:大阪府河内長野市市町469
アクセス:近鉄汐ノ宮駅より徒歩6分
2、よろこぶ茶でリラックス!滝谷不動尊(富田林市彼方)
次は富田林です。近鉄滝谷不動駅からの参道を歩いて行ったのですが、車の渋滞ができていました。どうやら滝谷不動に参拝に行く車のようで、駐車場待ちの列でした。
このように駐車場から来た人や駅から歩いて来た人が、本堂の参拝のために行列を作っています。手水舎のところが最後方です。
本堂の様子です。凄い行列ですね。毎月第4日曜日の縁日の時や春秋に行われる護摩焚きの火祭りの時でもこんなに行列を作っているのを見たことがありません。
そしてもうひとつ、鐘を撞く行列もあります。
お子様が自分の体の数倍もある鐘をひとりで撞いていました。
こちらは交通安全の祈願所です。滝谷不動尊(外部リンク)によると、本尊の不動明王には目の病気や芽が出るといった御利益があるのが有名ですが、厄除けや商売繁盛、交通安全などあらゆる祈願に御利益があるとのことです。
授与所では早くも節分の福豆が授与されているようです。その他に荒神札、招福熊手・厄除け矢守があります。
えとみくじもあります。数量限定で金巳が800円とのこと。金の蛇と聞くだけでお金が貯まりそうですね。
また、おみくじも大人気ですね。
しかし、滝谷不動尊に初詣に行ったら、ぜひ新年よろこぶ茶の接待所でお茶をいただきましょう。
こちらが、新年よろこぶ茶です。本日1月3日も、9:00〜17:00まで行われるとのこと。
道路の反対、駐車場側ですがこちらにも多くの人がいます。
実は的屋さんの屋台が出ていたからです。ひとくちカステラ、ホルモン焼きそば、じゃがバター、たこ焼き、フルーツあめと、人気のありそうなものばかりです。
滝谷不動尊(明王寺)
住所:大阪府富田林市彼方1762
アクセス:近鉄滝谷不動駅から徒歩20分
3、静かに新年の参拝!彼方・春日神社(富田林市彼方)
滝谷不動尊に行ってきたので、途中にある彼方(おちかた)の春日神社にも立ち寄りました。
滝谷公園の奥に彼方の春日神社があります。こちらは地元の人中心に参拝する神社のため、静かでした。
もし初詣はとにかく人だらけで大変と思っているのなら、静かに参拝できるのでおすすめです。
彼方の春日神社の総本社は奈良の春日大社で、これは春日神(かすがのかみ)と呼ばれる以下の4柱の神様の総称を祀っている神社です。
- 武甕槌命(たけみかづちのみこと)
- 経津主命(ふつぬしのみこと)
- 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
- 比売神(ひめがみ)
しかし、彼方の春日神社は4柱すべてを祀っていません。大正時代に発行された大阪府全志によれば、彼方春日神社は、比売神以外の3柱と金山彦命、大日霎貴命(天照大神)、大己貴命(大国主命)の合計6柱が祀られているとのこと。
並ばずに参拝できました。さて、余談ですが、間接的に巳(蛇)との関係があることがわかりました。春日神のうちの天児屋根命の子に天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)がいます。それは春日大社の境内にある春日若宮で祀られています。
春日大社(外部リンク)の伝承によれば、西暦1003年に春日大社の本社第四殿に祀られている比売神の所に、小蛇の姿で天押雲根命が現れたとされます。当初は比売神と一緒に祀っていたそうですが、1133年ごろに洪水や飢饉が相次いだので、2年後の1135年に春日若宮を造営したとのこと。ただし、残念ながら天押雲根命は彼方の春日神社では祀られていません。
ただ彼方春日神社の境内には多くの社があります。一言主神を祀る伏見堂神社、菅原道真公、事代主命、天穂日命を祀る横山天神社、姜女龍王神を祀る厳島神社、市杵島姫命を祀る海神社、白山権現を祀る白山神社、倉稲魂命を祀る梶原大明神などが鎮座しているとのこと。
かつて彼方地域の各地に点在していた神様が、この春日神社に集められているようです。静かに神様に向き合うにはお勧めのスポットです。
彼方・春日神社
住所:大阪府富田林市彼方329
アクセス:近鉄滝谷不動駅から徒歩15分
4、非公開のオコナイ!加賀田神社(河内長野市加賀田)
最後は、河内長野の加賀田神社です。年初めなので普段は上らない急な階段を利用しました。
階段ではなくスロープ側には、天保十二年に建てられた古い鳥居の柱が残っています。
参拝されるついでに確認して見てください。
階段の途中にある境内社です。金高大明神です。3年前にも前を通りましたが、鳥居が新しくなっていました。
さて、加賀田神社の境内まで階段を上がり切りました。
お正月らしく門松があります。階段を上がった拝殿には、3日まで巫女さんが常駐しており、参拝者の「玉串拝礼」を受付ています。
拝殿をくぐり、さらに階段があります。その上にあるのが本殿です。
1981(昭和56)年に河内長野市指定文化財に指定された本殿です。加賀田神社(外部リンク)によれば、本殿に祀られているのは、誉田別命(ほんだわけのみこと:応神天皇)、足仲彦命(たらしなかつひこのみこと:仲哀天皇)、息長足姫命(おきながたらしひめのみこと:神功皇后) 素盞嗚命(すさのおのみこと) 高龗神(たかおかみの神)です。
そして加賀田神社と言えば楠公神社がありますね。これは加賀田神社で楠木正成らを描いた絵馬が見つかったので、レプリカを神戸湊川神社に奉納しました。それが縁で2019年に創設されたものです。
楠公神社の左隣にあるのは戎(えびす)神社です。
このほかに大歳神と天神を祀っている社があります。
また社務所の手前ではお神酒、あまざけ、おみくじ、恋いみくじが引けるとのこと。後には戎の縁起物も置いてありました。
さて、非公開行事ですが本日1月3日は加賀田神社で伝統行事の「オコナイ」が行われます。加賀田神社の氏子のなかに「座衆」(外部リンク)と呼ばれる男子相続の組織があり、その座衆によって行われる行事とのこと。実際に見ることはできませんが、河内長野市が動画をUPしています。
オコナイ(外部リンク)は、河内長野市指定文化財(無形民俗文化財)で、350年近く加賀田神社で伝わる儀式です。仏教行事の修正会(しゅしょうえ)の流れを汲む行事だそうです。以下リンク先の説明の文章の一部を引用します。
非公開なので様子を見ることはできませんが、河内長野市の記録映像のおかげでどんなことをしているのかわかります。本日加賀田神社に初詣に行く際に、神社境内の建物内で行われている伝統行事のことを想像しながら神様に手を合わせてみてはいかがでしょう。
加賀田神社
住所:大阪府河内長野市加賀田135
アクセス:南海三日市町駅から徒歩20分
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