【河内長野市】河内長野で巳を祀っているのはココ!清見台のそば、笠松稲荷の境内に鎮座する白龍大神の白蛇
一昨日、富田林で干支の巳(蛇)に由来する創建伝承のある美具久留御魂神社を紹介しました。しかし、河内長野にも巳に関連する神社があります。その名前は白龍大神。巳なのに白龍と聞くと違和感がありますが、美具久留御魂神社の時にも触れたように「大蛇=オロチ=龍神」のようなニュアンスなので、白龍と名前がついていても祀られているのが白蛇(巳)ということなのかもしれません。
白龍大神は清見台のそば(住所は寺元)にある笠松稲荷の境内で祀られています。河内長野駅から観心寺、金剛山ロープウェイ方面に向かうバスに乗り、清見台東口で降ります。また三日市町駅から清見台を循環するバスに乗って川上小学校前で下車すると清見台側からも行けます。
バス停から少しだけ歩くと笠松稲荷神社の入り口があります。笠松稲荷神社は、同じ寺元にある観心寺とセットで参拝する場所とされた由緒ある神社です。
訪問したのは1月2日。初詣のタイミングだったので臨時駐車場がありました。普段は駐車場がないという口コミがあるので、公共交通で行く方が良いでしょう。
笠松稲荷神社の鳥居は昨年建て替えられて、新しくなっています。これは原町にある株式会社 IKKEN(イッケン)(外部リンク)が手がけたとのこと。
鳥居を抜けると上り階段が続きます。ちょっと急な階段ですね。後でわかりましたが、近所の人はあまりこの階段を上らず、横からの道で上っている人が多かったです。
階段を登りきったところです。
鳥居がトンネルのように続いています。稲荷系の神社でよく見かける光景ですね。
扁額に「笠松稲荷大神」と書いてあります。
そして本殿の前にきました。左右には狛犬ではなく、眷属(けんぞく:神の使い)の狐が鎮座しています。
左側の狐です。
そして右側の狐です。
そして今回は笠松稲荷の境内にある白龍大神に注目します。本殿のすぐ下にある境内社です。
白龍大神と書いてあるので、解りやすいです。
やはり巳年とあって、鯛が奉納されているなど他の境内社よりも供え物が多いです。白龍神社は笠松稲荷の由来となっている笠松の下にいた蛇を祀っているそうで、社の中に御神体として蛇の抜け殻を祀っているという情報もありました。
抜け殻は確認できませんでしたが、その代わり大きな白蛇が祀られています。まさに巳年にふさわしいパワースポットですね。
白龍大神のすぐ横に或るのが御神木大神です。これは、元々観心寺を中心にあった寺元の七本松と呼ばれる七本の松のうち、最後まで残った松「笠松」を祀っています。
社の上にある写真です。こちらに映っている大木こそが樹齢500年あったとされる笠松です。しかし、昭和40年代に枯れてしまったそうで、今は写真が掲げられ、笠松を社で祀っているということになります。そして写真の笠松の下にいた蛇が白龍大神というわけですね。
笠松稲荷神社の境内には、ほかにもいくつもの社があります。左が春永大神、右が末広大神です。どちらも稲荷神社の総本社、伏見稲荷の境内でも同じ名前の神を祀っているので、その御魂を分けてもらっていると考えられます。
こちらは地金神社です。名前からしてお金に御利益がありそうです。実際に稲荷神社は商売繁昌・産業興隆の神として企業の敷地内にもにも祀られるほどなので、企業経営や商売をしている人にとっては特に大切にしている神様ですね。
もうひとつ、白菊大神が祀られています。こちらも伏見稲荷に神が祀られています。
ということで、笠松稲荷神社の参拝が終わりました。
階段ではない道で帰ります。実はこちらの道から参拝に来られる地元の人が多かったです。
名前が無くわかりませんが、小さな社があり祀られていました。
記念碑があります。寺西太三郎翁とあります。当時の地元の有力者でしょうか?
その隣です。以前、何かの神様を祀っていたのかもしれません。
そのまま下って行きます。下った先は、葛の口交差点の近くです。
今は閉鎖されていますが、昔はこの階段から稲荷神社の方に行けたようです。そのため今歩いていたコンクリートの道が新しい理由にもうなずけます。
こちらが階段を使わずに、笠松稲荷に行ける道です。三が日は終わりましたが、今年1年は巳年です。近くに来る機会があれば、河内長野に鎮座する巳(蛇)に手を合わせてみてはいかがでしょう。
笠松稲荷神社
住所:大阪府河内長野市寺元115
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス。清見台東口バス停下車徒歩3分
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