【横浜市保土ケ谷区】鏡のように美しいチョコレートケーキ 幸せを運んでくれる洋菓子店
相鉄本線和田町駅から約300m。国道16号からほんの少し脇道に入ったところに「黒滝洋菓子店」があります。
11時の開店と同時に、お客さんが吸いこまれるように、入れ替わり立ち替わり訪れていました。
都内ホテルやフランスで修業したパティシエが作るケーキ
同店は、横浜や都内のホテルや洋菓子店で18年修業し、フランスの有名店「ル・ダニエル」で経験を積んだパティシエの店主がオープン。
パティシエのご主人と接客担当の奥さんが一緒に営んでいるそう。
ショーケースにはケーキ、左手の棚には焼き菓子が並んでいます。
何種類かのケーキを購入し、自宅で食べてみました。
苺とバナナのシブースト
おすすめの一品だと教えてもらった「苺とバナナのシブースト(税込520円)」。
カラメルをざくっと割ってフォークを入れると、ふわふわのメレンゲが。滑らかで口どけがよく、ほどよい甘さ。味わっているうちに口から消えていき、夢中で食べてしまいました。
パイ生地の中にはバナナといちごとカスタードクリーム。サクサクのパイを口にすると、バターの香りがふわっとのぼってきます。
感激するくらいおいしく、シブースト、クリーム、生地と、ひとつひとつの味を確かめながら、大切に食べました。
マカロンが載っている!ガトーショコラ
チョコが挟まれたマカロンがケーキの上に載っているなんて!
「そんなにぜいたくでいいんですか」と思ったのですが、実際にぜいたくなおいしさでした。
ガトーショコラの生地は「チョコそのもの」だと感じるくらい、濃厚。
甘過ぎず、カカオの密度が濃いケーキは、バレンタインのプレゼントにしたら、絶対に喜ばれそう。
チョコケーキ
まるで鏡のように滑らかな表面。美しい見た目にうっとり。
カットされた断面を見ると、クリームとスポンジ、チョコムースが9層にも重なっています。
同じチョコレートのスポンジでも、シロップを含み、よりしっとりとした苦みのある層と軽めの層とがあり、すごいクオリティでした。
ほかにもショートケーキ、カヌレ、クッキーサンドを食べてみたら、どれもおいしく、手土産を買うときは必ずこのお店にしようと心に決めました。
地域自慢のお店
かなり手をかけて作り込まれていると感じましたが、今どきのケーキの価格と比べると買いやすい価格のように思いました。
価格への感想をパティシエの黒滝さんに伝えたところ、こんな答えをもらいました。
「この地域だからとか、デパートではないからということでは価格は決めていません。商品の中身に見合っているかを考えながら妻と相談しながら決めています。
在庫が気になるほど作り過ぎたり、価格を上げて売れ行きを気にしてストレスになるよりも、無理しない範囲で幸せに作りつづけられるかどうかが大事だと思っています」
お店のサイトには、こんな言葉が書いてあります。
“私には天使のように可愛い3人の子どもがいます。
お客様が自分の子どもに安心できるものを食べさせたいと思うように、
子どもたちはもちろん、お客様に安心して食べていただけるスイーツをご提供したいと考えます。”(店舗公式サイトより引用)
黒滝さんがご自身と家族の幸せを大切にしていることも、おいしいケーキができる秘密のひとつなのではないかと思いました。
地域にあることを自慢したくなるような洋菓子店でした。
【黒滝洋菓子店】
住所:横浜市保土ケ谷区和田2丁目7-10 MODERN Land101
アクセス:相鉄本線 和田町駅から徒歩5分
TEL:045-298-8133
営業時間:11:00〜18:00(売り切れ次第閉店)
定休日:火曜日・隔週日曜日(営業日はInstagramに掲載)
駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)
公式サイト・オンラインショップ
Instagram ※フォロー後に投稿内容が確認できます