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皮を剥かずに「丸ごと」食べて欲しい|野菜3選

こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!

今回は「皮を剥かずに丸ごと食べて欲しい野菜」について話していきたいと思います。料理をする上で欠かせないのが「下ごしらえ」。

下ごしらえは「切ったり」、「剥いたり」と手間のかかるめんどくさい作業も多いですが、実は…皮ごと食べることで栄養を無駄にせず、美味しくいただける野菜もたくさんあります。今回は、そんな「皮を剥かずに丸ごと食べて欲しい野菜」を3つご紹介します。

にんじん

1つ目の野菜は「にんじん」です。

にんじんを調理するとき、多くの方は皮をピーラーで剥いてから使っているのではないでしょうか?

ここから、衝撃的な事実を言います。実は、にんじんに皮はありません!もっと正確にいうと…にんじんの本当の皮と言える部分は、出荷前の処理工程でほとんどが剥がれ落ちています。

では、普段私たちが剥いているのは一体なんなのか?あれは…「内鞘細胞」と呼ばれている、薄い膜になります。つまり、剥かなくても良いのです。しかも、この「内鞘細胞」は栄養が超豊富です!!

「内鞘細胞」には、にんじんの中心部の約2.5倍もの「βカロテン」を含んでいると言われています。さらに、「ポリフェノール」も約4倍ほど含まれています。

皮付きで調理すると…1つだけデメリットがあります。それは…「色味が悪くなること」。だが、家庭料理ならそれほど気にしなくてもいいでしょう。デメリットよりもメリットの方が遥かに大きいと思います。

長芋

2つ目の野菜は「長芋」です。

皆さん「とろろ」は好きですか?長芋をすりおろすして、ご飯にかけたり、麺にトッピングしたりして食べるのが本当に美味しいですよね!

そんな、皮を剥くとツルツルと滑ってなかなかうまく下せません。『皮ごと食べれればいいのに』なんて、誰しも1度は考えたことがあるのではないでしょうか。そんな方に朗報です。長芋は皮付きのまま食べることができます!!

しかし、1つだけやって欲しいことがあります。それは…「しっかり洗うこと」

長芋の皮には「土壌菌」がついている場合があるので、タワシなどでしっかり洗ってから食べるようにしましょう!

また、皮にはたんぱく質の消化や吸収を助ける成分が豊富に含まれており、栄養価も高いのです。

ごぼう

最後、3つ目は「ごぼう」です。

これは「剥かず」にというより無意識に剥いている人が多いです。

皆さんはごぼうを洗うとき「ゴシゴシと白くなるまで洗っていませんか?』もし、やっている方がいたら、今日から辞めましょう。

ごぼうを洗う目的は…白くすることではなく、泥を落とすこと!

正しい洗い方としては…

まず、水を当てながら「指」で軽くこすって、泥を落としてみましょう。それで落ちるなら、もうOKです!

もし、泥が頑固でなかなか取れないときはタワシで優しく撫でるように洗いましょう。何度も言いますが、ゴシゴシはNG!

結論

とろろご飯を食べるときの胃袋は無限大

最後まで、ご愛読ありがとうございます。
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料理人の視点から、日々の食卓に役立つ「コツ」や「食材の扱い方」をお届けしています。旬の食材を無駄なく美味しく使い切るアイデアや、プロならではの保存方法など、皆さんのキッチンで活用できる情報をわかりやすく解説!【保有資格】調理師免許(国家資格)・食品技術管理専門士・フードコーディネーター

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