お世辞を言えば出世する?:お世辞の効果的な使い方の心理学
<お世辞には効果があります。研究によれば、特にお世辞に弱い人がいます。どうせお世辞を言うなら、効果的な場面で効果的な人に言いましょう。>
■お世辞とは
何でもかんでも正直に言えばよいものではありません。人間関係が壊れます。人は誰でも、ほかの人から認められたいし、愛されたいとも思います。お世辞の一つも言えなければ、社会の中で生きていけないでしょう。
お世辞とか、似た言葉は、いろいろあります。
- お世辞:相手の機嫌をとろうとしていう、口先だけのほめ言葉。
- ゴマをする:人の気に入られるように振る舞って,自分の利益をはかる。
- 外交辞令:相手に好感を抱かせるように、表面を繕っていう言葉。
- 社交辞令:人間付き合いにおいて、物事を円滑に進めるために発言することが望ましいとされている挨拶や相手を誉める言葉。
- 媚(こ)びる:他人に気に入られるような態度をとる。機嫌をとる。へつらう。
- おべっか:相手の機嫌をとろうとして、へつらったり、心にもないお世辞を言うこと。
- おべんちゃら:相手を喜ばせるための口先ばかりのお世辞。
- お愛想:人当たりの良い態度。
- ご機嫌取り:人の気に入るような言動をすること。
印象の良い言葉も悪い言葉もあります。本当は世話になんかなっていなくても、社交辞令として「いつもお世話になっております」と言うものです。そうでなければ、人間関係がスムーズにいきません。
上司の娘に関して、「本当にかわいらしいお嬢様で」なんて言うのは、外交辞令ですね。
こんなふうに人をほめる、お世辞を言うのが好きな人、得意な人もいれば、嫌いな人、苦手な人もいるでしょう。いずれにせよ、お世辞を言う人、ゴマをする人は、気に入られよう、喜ばせよう、仕事や人間関係をスムーズに進ませようと思っています。
でも、そもそもお世辞を言うことは、本当に効果があるのでしょうか。
心理的、科学的に考えてみたいと思います。
■人をほめる意味と効果、真実でも誇張でも
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