平野美宇は“代表3枠目”に選出されるのか?明日発表の東京五輪・卓球女子日本代表の行方
東京五輪の卓球女子シングルス日本代表は、伊藤美誠(19)と石川佳純(26)の2人に決まった。
昨年の東京五輪代表選考レースの最終戦となったワールドツアー・グランドファイナル(12月、中国)で、石川と平野美宇(19)が残り1枠を争っていた。
注目されていた平野はシングルスでの出場を逃し、涙を流していたのは記憶に新しいが、実は五輪代表枠は「3枠」ある。
最後の1つは団体戦出場の枠で、その発表が明日6日に控えている。
3人の候補
では、代表3枠目は誰が候補に挙がっているのか。
現在は平野のほか、早田ひな(19)、佐藤瞳(21)が有力と言われている。
最後の1枠は団体戦要員のため、世界ランキングに関係なく、戦略を考慮したうえで協会が選出する。現状ではダブルスで実績のある平野か早田が選ばれる可能性が高いと言われている。
団体戦はダブルス1試合、シングルス4試合となっており、先に3勝すれば勝利。東京五輪では第1試合目がダブルスで、第2試合から第5試合まではシングルスとなっている。
エース格の選手はダブルスには出場せず、第2、第4試合のシングルスに出場するのが通例。ダブルスに出場したそれぞれの選手は、第3、第5試合のシングルスに出場することになる。
団体戦ではダブルスが初戦となるため、選ばれた選手は重要な役割を担うことになる。
平野が一歩リードか
このままいけば実力からして、エースの伊藤はシングルスでの2試合出場になると予想されている。
そうなると左利きの石川がダブルスの出場となるため、相性の良さからすれば右利きの平野に軍配が上がる。それに石川と平野はダブルスで過去に実績を残していることも強みで、シングルスにおいても平野は早田よりも力は上だ。
昨年12月の「ジャパントップ12」で平野は決勝でこそ伊藤に敗れたが、準決勝で石川を破っており、3枠目獲得への存在感を見せつけた。
平野が他をリードしているのは間違いないが、最後のメンバー発表の瞬間まで誰が選ばれるか分からない。
最後の一枠は誰が手に入れるのか注目したい。