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出場停止解除の右腕が6回途中1失点10K、チームの連敗を6で止める/ボーア2軍へ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
最速156キロ、10個の三振を奪った先発のアン・ウジン(写真:キウムヒーローズ)

23日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

勝率5割の5位で並ぶ、キウムヒーローズとNCダイノスの対戦は4-1でキウムが勝利。キウムは連敗を6で止め、NCは5連敗です。

キウムはアン・ウジン投手が先発登板。同投手は7月に遠征先宿舎から無断外出し飲酒したことが、感染症防疫違反にあたるとしてリーグから36試合出場停止処分を受けていました。

処分解除後初登板となったこの試合、アン・ウジン投手は最速156キロの直球をはじめ、低めへの空振りを誘うスライダー、タイミングを外すカーブ、チェンジアップの制球が良く、5連続を含む10奪三振。5回2/3を投げ4安打1失点で4勝目(7敗)を挙げています。

◆「ボーア2軍へ」

LGツインズは23日、ジャスティン・ボーア選手(元阪神)の出場選手登録を抹消しました。LGのリュ・ジヒョン監督はボーア選手について記者陣に対し、「100打席程度様子を見て判断しようと思っていた。現状のままよりも、いいコンディションで戻って来た方がチームにとってプラスになる」とコメントしています。

ボーア選手はファン・ビョンイルヘッドコーチから2軍行きを伝えられた際、チームの判断に理解を示したとのことです。途中入団のボーア選手は8月10日に初出場。32試合で100打数17安打、打率1割7分、3本塁打、17打点という成績でした。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

KIAタイガース戦の8回表、キム・インテ選手の代走で出場。そのまま2番指名打者に入り、9回裏にレフトの守備につきました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇9月23日(木)の結果

・LG 4 - 7 サムスン(チャムシル)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:イ ミンホ

・キウム 4 - 1 NC(コチョク)

 勝:アン ウジン

 敗:イ ジェハク

・SSG 9 - 8 ロッテ(インチョン)

 勝:キム テクヒョン

 敗:キム ウォンジュン

・KT 3 - 1 ハンファ(スウォン)

 勝:ペ ジェソン

 敗:ファン ヨングク

・KIA 1 - 3 トゥサン(クァンジュ)

 勝:クァク ピン

 敗:ハン スンヒョク

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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