意識したい適応障害やうつ病の時に「禁止」すべき考えとは!?
こんにちは、精神科医しょうです。
HSP気質はHighly Sensitive Personと言われ、繊細で敏感、共感性豊かな人々のことを指します。
精神科外来をやっていると時々、こんなことを耳にします。
「うつになったのは自分のせいなんです」
「周りに迷惑をかけているような気がします」
うつ状態になってしまう方にはとても真面目な方が多く、自分自身を責めてしまう方が多いんですね。
そこで本日は適応障害やうつ病の時に必ず禁止すべき考え方についてお伝えしていきます。
本日の記事を読んでほしい人
- うつ病や適応障害に悩む人
本日の記事を読むメリット
- うつ病や適応障害の時に禁止すべき考えについてわかる
この記事の信頼性
- 毎日30人以上の外来診察に加えてインスタやvoicyにて6万人以上のフォロワーさんとの関わりから発信します
うつ病と適応障害で禁止すべき考えとは?
うつ病や適応障害の時に禁止すべき考えとはなんでだと思いますか?
結論から先にお話すると、自分自身を責めてしまうことを禁止すべきと思います。
もう少し深堀りしていきましょう。うつ状態になってしまったことを自分自身のせいと考えてしまう方が非常に多いんですね。
「うつになったのは自分が頑張らなかったからだ…」
「自分が悪いから病気になったんだ…」
などと自分自身を責めてしまう方が多いんです。
うつ状態になるのはもちろん自分自身のせいではなくて、うつ病は誰しもなりうる可能性のある病気なのに・・・。それなのに自分自身を責めてしまうんですね。
風邪をひいた時、怪我をしてしまった時にはそこまで自分自身を責めなくても、なぜかうつ状態になってしまった自分自身を責めてしまったりするんです。
なぜならうつ状態の時には思考がネガティブ寄りになってきます。
視野も狭まり、普段はそこまで関連づけないようなことまで関連づけて自責的な思考に陥ることが増えてくるんですね。
とはいえ、強いうつ状態にある時に、病的なほどの自責思考というのを修正することは難しいかもしれません。視野も狭窄してしまっている場合が多いからです。
しかし、まだうつ状態の程度が強くない時には、「あぁ今、自分自身を責めてしまっているな」と認識できるはずです。
うつ状態にある時には、ネガティブな思考に傾きやすいということを予め知っておけば、つらい時に思考の修正をできるかもしれません。
「いけない、いけない自分を責めすぎてる」
「今、自分を責めてしまっているのはうつ状態だからだ」
などと自分自身を客観視できると、気持ちが少しでも楽になるのではないでしょうか。
何度でも言いますが、適応障害やうつ病になってしまうのはご自身の問題ではありません。
それは病気なのです。だからうつ病や適応障害になったときに、自分自身を責めてしまうのは禁止にしてくださいね!
まとめ
本日は適応障害やうつ病の時に禁止すべき考え方についてお伝えしました。
いかがでしたか?
本日の記事を読んで、ぎくっと思い当たった方もいるのではないでしょうか。
あなた自身のせいではなく病気であるのに、ご自分を責めてしまってはいないでしょうか。
適応障害やうつ病や病気です、だからご自分を責めすぎないようにしてくださいね!
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