【東京都中央区】「東京の5つ星の手みやげ」にも選ばれた、水天宮から徒歩1分「人形町風鈴あんみつ」
水天宮交差点に面した江戸甘味處「つくし」。まもなく創業150年を迎える老舗店です。「和菓子店が作っているプリンが美味しい」と聞いて訪問しました。
お目当ての「人形町風鈴(プリン)」は、なんと明治時代の初代店主のレシピを再現したものです。5代目店主が、偶然にも初代店主の書き残したレシピ帳を発見。そこに書かれていた「西洋風茶碗蒸(ちゃわんむし)菓子」を、「人形町風鈴」と名付けて販売しました。オレンジに近いような濃い色から想像した通り、卵のコクが強いプリン。苦めのキャラメルがプリンの濃厚さにぴったりで、とっても美味しいです。
このプリンをあんみつと合わせたものが「人形町風鈴あんみつ」。元々は別売りだった商品を、「一緒に食べると美味しい」という評判から、セットにして販売されるようになったそう。黒蜜とプリンがとてもよく合っています。食生活ジャーナリスト岸朝子さんもお気に入りで、しばしば買いに来ていたと話してくれたのは6代目。つくしの公式ホームページには、岸朝子さんが「東京の5つ星の手みやげ」で、つくしの「人形町風鈴あんみつ」を取り上げた記事が載っています。
他にも店内には、有名人のサインがたくさん。取材を受けることも多く、商品は夕方には売り切れてしまうこともあるほどの人気店です。でも、店舗は広げずに、水天宮の店のみで営業を続けています。店主の目が届くところで、しっかりと伝統の味を守っていきたいからだそう。あんみつ以外にも、お赤飯やおはぎが人気商品。赤飯は、都内の高級料亭にも卸している、創業当時からの商品と聞いて、次回の我が家の慶事でも利用したいと思いました。
【江戸甘味處 つくし】
住所:東京都中央区日本橋人形町2-1-12
電話:03-3664-7357
営業時間:月〜金 8:00〜17:00/ 土日祝 8:00〜17:00(売り切れ次第閉店)
定休日:不定休