沖縄では”3月3日”に女性は海へ
3月3日といえば、本州ではひな祭りですが、沖縄では、ちょうど今の時期の”旧暦の3月3日”に浜下り(方言:はまうり)という行事があり、女性は海へと出かけます。
浜下り(方言:はまうり)とは?
大潮にあたるこの時期、干潮時に浜に下りて潮に手足を浸して身を清めるというもの。浜に下りると書きます。今では潮干狩りを楽しむ沖縄の年中行事になっています。今年の浜下りは、新暦の4月14日にあたります。
沖縄本島南部に位置する奥武島に以前訪れた際、神人(方言:かみんちゅ)と呼ばれる女性5人が、様々な場所で拝みをしていました。「海の事故がなく、安全に漁ができますように。健康に過ごせますように。」
浜下りは大潮の時期にあたることから、干満差が最も大きくなり、潮が引くと遠くまで歩いて行く事が出来ます。干潮時を利用して、潮干狩りを楽しみます。
台風の影響はまだ受けない
4月の浜下りの頃は、例年ではまだ梅雨や台風の影響を受けません。沖縄ではこの頃をうりずんと表現し、1年で最も過ごしやすい季節を過ごします。
この時期の行事として、沖縄では各地でシーミーが行われていますが、県は少人数・短時間で行うよう呼び掛けています。今年の浜下りもシーミー同様に、感染対策をしながら行うことになります。