ずんだ餅でもシェイクでもない隠れた銘品「バターとら焼き」冷やしても美味しいほくほく粒餡と上品なバター
宮城県を代表する銘菓、菓匠三全さんの萩の月をご存知でしょうか?まさに満月のように煌々と輝くあの銘菓です。お土産品としてのイメージが強い方もいらっしゃるかと思いますが、実はお団子などの和生菓子も充実。特に、菓匠三全さんが手掛ける「ずんだ茶寮」さんでは、枝豆の風味とほっこりとした旨味が自慢のずんだ餅やシェイク、最中なども販売されています。
ずんだは枝豆なのですが、実はもうひとつ名物があるのです。それはずんだとは全くイメージが異なり、秋冬商品ではございますが今の季節出会えたらぜひ冷蔵庫で冷やしてお召し上がりいただきたい和菓子。
今回はずんだ茶寮さんの「バターとら焼き」をご紹介。
くっきりとした模様のとら焼きですね。しっとりとした皮にはところどころ中の餡子がちらりと垣間見える小さな水玉模様のような穴があいているのですが、空気をたっぷり抱いたふんわりとした質感の皮だという証拠。ほんのり甘くてしゅわりと舌に馴染む口溶けです。
常温ではトロリとしたバターとあんこですが、冷やすことにキュッと引き締まり、北海道産小豆と大納言小豆をブレンドした自慢の餡子の素朴な甘み、そしてバターのミルキーかつまろやかでほんのり効いた塩味の特徴がより一層はっきりとした輪郭を描きます。
常温は口の中でひとつに混ざり合い、冷やすとそれぞれの個性も楽しめるどら焼きに変化。一般的などら焼きに比べてカロリーも控え目の159kcalなので、ちょっと小腹が空いた時にも嬉しい和菓子です。
ずんだ茶寮さんのずんだ餅や大福などはお取り寄せも可能なのですが、実はこちらのバターとら焼きは店舗でのみの販売。都内では大丸東京、関西では大丸梅田店、羽田空港や仙台市内のずんだ茶寮さん各店舗にてお取り扱いがあるようですが、すでに完売となっているところもちらほら。(販売店舗は公式X(外部リンク)よりご確認いただけます)
運よく巡り合えた方はぜひお試しを、もしくは少し肌寒くる季節へと思いを巡らせていただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<ずんだ茶寮・仙台駅ずんだ小径>
公式サイト(外部リンク)
宮城県仙台市青葉区中1-1-1 仙台駅3階
022-715-1081
9時~21時(喫茶 10時~18時ラストオーダー)