豚バラスライスと厚切り肉に卵黄がポトリ、これが名物の豚マニア丼。5つの食べ方が楽しめる人気メニュー。
サンセルコの地下街で
渡辺通にあるホテルニューオータニ博多。その地下にあるサンセルコ地下街。そこは昭和にタイムスリップしたかのような、様々な飲食店が立ち並び、ゴールド免許センターもある不思議な空間。この辺りはビジネス街でもあることから、平日のお昼時はたくさんの人で賑やかな場所。その一角にある「豚マニア丼 稲田」は、ひときわ人気を博すお店です。名物メニューの〈豚マニア丼〉もさることながら、系列として営業している「らぁ麺 稲田」も大人気なんですね。
平日はこの「豚マニア丼 稲田」を営業し、土日は「らぁ麵 稲田」を営業するというスタイルで、どちらも博多では名が知れ渡る有名店です。
このお店に最初出会ったのは、2016年のオープン当初。サンセルコの中でも別の場所で営業していて、今はなきランチパスポートの掲載を見て訪れたのが最初でした。当時から〈豚マニア丼〉というネーミングや5つの食べ方もインパクトがあったのを覚えています。その後、2019年に現在の場所へ移転、さらに2022年には美野島に「らぁ麺 稲田」をオープンし、現在では飛ぶ鳥を落とす勢いの人気です。
お店は横長でカウンターのみ。平日のお昼の時間のみ営業ですが、ピークタイムはあっという間に満席となり行列になることも。テーブルには様々な調味料などが置いてあり、これを使いながら5つの食べ方を楽しみます。
豚マニア丼
豚バラのスライスと炭焼きの厚切り肉が盛り付けられ、真ん中には卵黄がポトリ。ネギもそっと添えられて秘伝のタレをかけたメニュー。これが名物〈豚マニア丼〉です。では、稲田屋お勧めの5つの食べ方でいただいてみましょう。
ちなみに、ご飯の量は(小)~(特大)まで、肉増しも選ぶことができます。
壱、まず食べる
最初は、丼をそのままいただきます。甘めの醤油ダレがかかっていますが、これは大将のばぁばから受継がれる秘伝のタレだそう。お肉の旨味にタレの旨味、それがご飯によく合います。厚切りとスライスの肉を食べ分けるのも良いです。
弐、卵を混ぜて食べる
そのまま丼を味わったなら、真ん中の卵黄を混ぜ合わせます。甘めのタレを卵黄がまろやかにし、またお肉とご飯が美味しくいただけます。
参、ブラックペッパーをかける
卓上にあるブラックペッパーをパッパッとふりかけます。卵黄でまろやかになったところにスパイシーなアクセントが。この味変も面白い。さらに濃いめが良い方は、これも卓上にある肉マニアソースを加えると良いですよ。
四、自家製辛味噌を付ける
さらにアクセントを加えるのがこれ。ちょいとお肉に絡めると、辛さの刺激程よい味噌の旨味が美味しい。食べ進めながら、少しずつ変化を加えながら、いろんな味わいを楽しめるのも〈豚マニア丼〉の魅力。
伍、締めにあご出し汁をかける
ここまで食べ進めたなら、最後はこのポットに入った〈あご出し汁〉を残った丼にかけていただきます。この出し汁も特製のようで、さっぱりと美味しい。これだけの出し汁を作れるわけですから、「らぁ麺 稲田」が人気になるのも当然ですね。
お肉も一切れ二切れ残しながら、ご飯も少々残して、出し汁をかけます。これまで食べてきた、元々のタレやブラックペッパー、そして辛味噌なんかも交わりながら、あっさりとした出し汁が全ての味をまとめていきます。ワサビもちょっと加えるとまた美味しい。
昭和レトロなサンセルコ地下街。その一角にある名店。歴史が長く、昔ながらの喫茶店や定食屋さんなど立ち並ぶ中、まだ浅い歴史とはいえ人気は抜群。豚マニア丼とらぁ麵を食べ比べながら、稲田屋の魅力を味わうのも良いですね。
豚マニア丼 稲田屋 サン
住所:福岡県福岡市中央区渡辺通1丁目1-1 サンセルコ B1F
営業時間:11時00分~15時00分
※売切れ次第終了
定休日:土・日曜日
アクセス:渡辺通駅より徒歩1分
駐車場:近隣有料