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愛猫の歯石取り手術!病院選びから麻酔後までの完全レポート♪

『一年に一回歯石取りをしている犬は死亡リスクが18%低い』

というデータをご存知でしょうか?

これはわんちゃんでのデータではありますが、それくらい口の健康は体全体の健康や寿命にも関わってくるほど大切と言うことです。

今回は我が家の長男猫:はち丸の

◆歯石取りをしようと思った理由

◆どのように病院を選んだか

◆麻酔前の検査

◆手術当日のこと

◆麻酔後の様子

などを赤裸々に書き記していきます♫

歯石取りをしようと思った理由

これはプロとしてとてもお恥ずかしい話しですが、うちの猫さんの歯みがきをしっかりし始めたのは2年くらい前からです。

(それまでは『猫さんは歯みがきしたくてもなかなかできないよね〜』と考えてました。。今はできるようになってます♪)

はち丸は今年7歳になります。

①これまでについてしまった歯石をどうにかしたい

②少し歯茎が赤いところがある。見えない部分は無事なのか知りたい

③年齢的にも7歳からシニアとも言われるのでそれまでに。

そんな思いからやりたいと考えていました。

◆どのように病院を選んだか

どんな動物病院で歯石取りをしているか、、。

してくれるところはかなり多く、麻酔の設備があればほぼやっているのでは?と思います。

いつもお願いしているかかりつけの先生にお願いするのももちろん良いと思います♫

が、実はどこでも同じクオリティでやってくれるとは限りません。

歯石取りは歯石を取るだけが目的ではないと考えています。

歯石取りでは

①スケーリング(歯石を取る)

②ルートプレーニング(歯周ポケットの歯石を取る)

③ポリッシング(歯の表面を磨いて新たな歯石をつきづらくする)

をする必要があります。

これをしてくれるか確認をしないと、ただ歯石を取っただけになってしまったりすることも。

また、得意なところでないと《やってはいるけど技術的に不十分》ということがあるかも知れません。

そこで私が基準としたのは

《歯科用レントゲン》

があるかどうか、です。

これはどこにでもあるものではないので歯科用レントゲンがある=歯科が得意or力を入れていると考えて良いのではないかと思います。

あとはやはり獣医さんやスタッフさんのお話や対応が良いところ、ストレスを最小限にするために猫の扱いに慣れているところ(キャットフレンドリークリニック)を選びました。

麻酔前の検査

麻酔は全身麻酔が必要になるので身体検査、血液検査、レントゲンなどでリスクが高くないかの確認をします。(検査内容は病院によって変わります)

これは任意ではありますが、麻酔のリスクを最小限にするためにもぜひする方がよいと思います。

いつ検査をするのか、については手術当日に行い、問題なければするところもありますし、前日以前に検査をして手術になることもあります。

私がお願いした病院はどちらでも良いということでしたが、私は検査結果をしっかり聞きたかったので前日にお願いしました。

はち丸は肝臓の数値がかなり高いものがありましたが、高いからと言って必ずしも問題や病気とは限らないという説明と、昔からその数値が高いのでそういう体質(これは私の判断)と考え、先生も「こういう子は多いし、大きな問題だとは思わない」ということから翌日の手術に踏み切りました。

肝臓の数値が基準値より高いですね
肝臓の数値が基準値より高いですね

手術当日のこと

手術は病院によりますが日帰りのところが多いのではないかと思います。

私がお願いした病院も日帰りで朝10時に連れてきて、夕方にお迎えということでした。

日付が変わる頃から絶食(麻酔で吐くことがあり、吐物が詰まると危ないため絶食が勧められます)、朝ごはんもあげずに行きました。

13時頃から手術の予定で、麻酔前に電話をするかなど打ち合わせをしました。

この辺りは病院によって流れが決まっているところもありますが、今回お願いした病院はかなり希望に添ってくださるところだったので私は以下のようにお願いしました。

①手術を始める旨の電話は大きく時間がずれない限り不要

②歯科用レントゲンを撮り、もし抜歯の必要がある場合は電話が欲しい

③抜歯は必要があれば仕方ないが、なるべく残す方向で

④手術が終わって落ち着いた頃に電話が欲しい

と希望しました。

抜歯の判断は歯科用レントゲンがあることで、より正確にできると思いますが(抜歯にはするかどうかの判断基準というものがあるそうです)個人的に歯はなるべく残したいと考えているのでその考えを事前に伝えておきました。

ただし、歯石取りをしてもケアをしなければまたすぐに歯石がつき出します。

なのでただ「抜かないで」ということだけでなく、

〝その後しっかりケアができるのか〟

というのも大切なポイントです。

でないとせっかく麻酔をかけたのに悪い歯を抜かないままでは他の部分にも悪影響が出ることもあります。

打ち合わせをしてお預けし、一旦家に帰りました。

(ちなみに何かあったらすぐ駆けつけられるようこの日はお仕事は入れないようにしました)

14時頃「無事に終わりました」と連絡を頂き、17時頃お迎えに(夕方はある程度麻酔が覚めてから帰る方が良いということでその時間に行きました)。

病院に着くとはち丸がニャーニャー言っているのが聞こえてきました。

診察室で先生からBefore Afterの写真や歯石の着き具合などの神を見せて頂き、説明を受けます。

手術は大きなトラブルもなく、歯はとってもきれいになりました!

左がBefore 奥歯に歯石がついてますね!Afterはかなり綺麗になってます。
左がBefore 奥歯に歯石がついてますね!Afterはかなり綺麗になってます。

はち丸は麻酔の覚めも悪くなく、抱っこをせがんできました。笑

麻酔後の様子

今回この病院を選んでよかったと思った理由に説明がとても丁寧なことがあります。

麻酔後の注意などもとても丁寧に教えて下さり、

・家に帰ってこんな症状(立てない、呼吸が荒いなど)が出たらここに連絡して

・これ位は手術当日だから仕方ない(いつもの元気がない、夜ご飯を食べない、少しふらつく)

・麻酔の影響で一時的に飲み込む力が落ちているのでまず少量のお水をあげてしっかり嚥下ができるか見てあげて

などの説明は具体的でわかりやすかったです。

ちなみにうちの子は少しぼーっとしていましたがいつも通りごはんも欲しがり、大きな影響はなさそうでした。

以上『愛猫の歯石取り手術レポート』でした♪

いかがでしたか?

人間も丁寧に歯みがきをしていても少しずつ歯石がついてしまいます。

犬猫さんも一生涯歯石を取らなくてよいということはあまりないかと思うのでレポートがお役に立ったら嬉しいです。

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《叱らない!ほめまくる育て方♪》

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《叱らずほめる!愛犬の育て方》教えます! 愛玩動物看護師の国家資格を持つ、犬猫育てのトレーナーです。 動物病院での経験10年以上、犬猫育てスクールを立ち上げて5年目のプロが〈しつけ〉〈食事〉〈お手入れ〉などわんにゃんとのさらに楽しく、仲良しな生活をサポート! フォロワー1万人以上のInstagramでも情報配信中。

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