「がんばれ」がNGワード、逆効果になるとき:子供や生徒や部下の心を押しつぶすとき
■「がんばれ」はNGワード?
応援は、する側もされる側も元気になるものです。心理学の研究でも、応援によってパフォーマンスが上がることは実証されています。
マラソンの選手なども、辛いのは声援のない場所での走りだと言っています。
アーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミング)の選手で、ソウルオリンピック銅メダリストの小谷実可子さんは、水上にジャンプするとき、観客席からの声援が自分の身体を持ち上げてくれるような気がすると語っていました。
応援、声援はすばらしい。その声援の代表が、「がんばれ!」です。
ところが、令和の今。「がんばれ」はNGワードと呼ばれることがあります。相手に言ってはいけない禁句とさえされるときがあります。
たとえば、被災地ボランティアに配られるマニュアルのNGワードに「がんばってください」があるほどです。
でも、もちろん、がんばれと絶対に言ってはいけないわけではありません。がんばれと言ってはいけない時があるのです。
どんなとき、どんな相手に言ってはいけないのか。それを理解して、子供や生徒や部下に対するあなたの応援の気持ちが、逆効果にならないように、考えましょう。
■「がんばれ!」とは
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