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アクセプタンス&コミットメント・セラピー:ACT:「ありのまま」の認知行動療法:苦しみの乗り越え方

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
(写真:イメージマート)

ありのまま

大ヒットして社会現象にまでなったディズニーのアニメ映画『アナと雪の女王』。公開から10年を経て、2週連続の地上波テレビ「金曜ロードショー」で放送です。

金曜ロードショー

アナと雪の女王 2024.11.29

アナと雪の女王2 2024.12.06

『アナと雪の女王』ミュージック・クリップ:Let It Go/エルサ(松たか子)

この映画と歌が大ヒットしたように、現代の私たちは、「ありのまま」を強く求めているのでしょう。この「ありのまま」を、心理学の認知行動療法の一つとして表し実践したのが、アクセプタンス&コミットメント・セラピー(Acceptance and Commitment Therapy : ACT:アクト)です。

アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)とは

人間は悩みます。動物は悩みません。動物も、体の病気や障害で苦しみます。しかし、食欲不振や不眠は見られません。不便であったり、体の痛みはあったりしても、見た目や評判を気にしたり、周囲に気兼ねしたり、将来を絶望視して悩むことはないのです。

人間には悩み悲しみ、心の苦痛がつきものです。全ての苦しみを避けて生きることも、消し去ることもできません。ACT(アクト)は、私たちが豊かな人生を送るために,避けられない苦痛は受け容れながら、ありのままに生きていくことを支援するセラピーです。

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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