闘莉王の1トップ起用はあり得ないのか?
ザッケローニへの最大の疑問は、中盤フラット型3−4−3を完成できないことにある。
怪しい気配を僕は最初から察していた。
流行したケースもなければ、好んで使おうとする監督も他にいない。ザッケローニ以外、成功した例も聞かない。ザッケローニのその成功もウディネーゼ時代のみ。ほんの一瞬だった。ザッケローニはミランの監督に就任すると、守備的な3−4−1−2を多様。攻撃的サッカーの看板を降ろすことになった。同時にカリスマ性を失った。
以前のメルマガで、なぜザッケローニはダイヤモンド型3−4−3を採用しないのかと疑問を傾けたが、理由は、接点がなかったからだと思う。
クライフのバルサが3−4−3をやっていると聞いたので練習を見に行ったが、ピンと来なかった。ザッケローニは著者本にそう記している。
その言い回しから推察するに、ダイヤモンド型3−4−3の文化を知らなかった可能性がある。クライフが選手だった頃のバルサ、リナス・ミホルス時代のアヤックス、バルサ、オランダについて。
中盤ダイヤモンド型3−4−3は、オランダに行けば普通に遭遇することができる布陣。グアルディオラがバルサで使用した影響も手伝い、トレンドに乗っている感じさえある。
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