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イ・スンヨプ監督が2試合連続退場 審判のリプレー検証適用ミスも<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
イ・スンヨプ監督(写真:トゥサンベアーズ)

5日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

NCダイノス-トゥサンベアーズ(チャンウォン)ではトゥサンのイ・スンヨプ監督が、前日に続いて2試合連続退場処分となった。

トゥサンは4日の9回表1死一塁で一塁走者のイ・ユチャンが二盗に成功。このプレーに対し、NCはビデオ判定(リプレー検証)を要求した。その結果、判定が覆りアウトとなった。

この判定に対し、トゥサンのイ・スンヨプ監督は二塁ベースに入ったショートの「守備妨害」を主張し抗議。ビデオ判定に対する抗議は即退場となるため、イ・スンヨプ監督はダッグアウトから退いた。

しかしこの場面、ショートが左ひざで二塁ベースを塞いでいたとして、二塁塁審はショートの走塁妨害を宣告していた。その時点でプレーは継続すべきだったが、審判陣がNCのビデオ判定を受け入れたことで混乱を招いた。韓国野球委員会(KBO)は2人の審判員に50万ウォン(約5万5000円)の罰金と警告処置を下している。

5日の試合では7回表無死で9番チョ・スヘンが一塁線へのゴロ。投手の一塁への送球後、一塁塁審はセーフの判定をするも球審はチョ・スヘンが走路の内側を走ったとしてアウトを宣告した

これに対しトゥサンはビデオ判定を要求。しかし判定は覆らずアウトとなった。この判定にイ・スンヨプ監督は抗議。前日に続き、ビデオ判定に対する抗議を行ったため、2試合連続の退場となった。退場後はいずれもパク・フンシクヘッドコーチが指揮を執った。

試合は両日とも延長戦に突入し4日は10回表、5日は11回表にトゥサンが勝ち越し連勝を収めている。

映像:イ・ウチャンの走塁シーン(MBCニュース)

◇6月5日(水)の結果

・LG 4 - 2 キウム(チャムシル)

 勝:キム デヒョン

 敗:オ ソクチュ

・SSG 7 - 3 サムスン(インチョン)

 勝:アンダーソン

 敗:レイエス

・KT 2 - 12 ハンファ(スウォン)

 勝:キム ギジュン

 敗:ハン チャヒョン

・KIA 3 - 9 ロッテ(クァンジュ)

 勝:ハン ヒョンヒ

 敗:ファン ドンハ

・NC 3 - 4 トゥサン(チャンウォン)

 勝:イ ヨンハ

 敗:ソン ミョンギ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「サムスンの連勝5でストップ」

サムスンライオンズはSSGランダーズに逆転負けし、連勝が5で止まった。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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