【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part234:キムチを漬ける日 他
みなさん、こんにちは~!
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
毎回お届けしているこの「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」では、韓国ドラマを見ているときに感じる不思議や疑問を取り上げ、その理由や韓国の文化、社会事情などを楽しく解説していきます!
さぁ!それでは、今回の不思議をさっそく見ていきましょうね~^^
今回は、韓国の食卓には欠かせない!キムチに関する不思議です!
「家族総出でキムチを漬ける日がある?!」
キムチといえば、韓国を代表する食品ですよね。
韓国の日々の食卓に欠かせないキムチは、なんと一年分をまとめて漬けるんです!
白菜の収穫が最盛期を迎えるころ、韓国では各家庭で一年分のキムチを漬ける「김장(キムジャン)」をします。
一年分のキムチというと相当な量を漬けることになりますよね。白菜は何百個単位で買うというから驚きです!!
そのため、この日は家族や親族が一斉に集まって、みんなでキムジャンをするんですね。
ドラマのなかにも、キムジャンをするシーンが出てくることがありますよね。
なぜかキムジャンのときは、花柄のモンペを履いて、エプロンにゴム手袋というスタイルが定番です笑
キムジャンでは、まず大量の白菜を水洗いし、半分に切ったら塩水に一晩漬けます。
その間に、キムチの味となる「양념(ヤンニョム)」を作ります。
唐辛子の粉、ニンニク、ショウガ、千切りにした大根やネギ、オキアミの塩辛などが定番ですが、各家庭によって材料も異なります。
ヤンニョムに何を加えるかによって、それぞれの家庭の味が出るんですね~!
このヤンニョムを塩漬けした白菜の葉一枚一枚に丁寧に塗り込んでいきます。
そして、ヤンニョムを塗り終わった白菜は保存容器に入れて、キムチ冷蔵庫で熟成させます。
すべての作業が終わったら、最後にみんなでキムジャンの労をねぎらいながら食事を楽しみます。
キムジャン後の食事では、「보쌈(ポッサム)」というゆでた豚肉を食べるのが定番です。
豚肉に出来たばかりの浅漬けキムチを合わせて食べるんですよ。
しかし、近年は核家族化や共働き世帯が増えていることもあり、キムジャンはせずにキムチをスーパーで買うという家庭も少なくありません。
時代の変化は仕方ないとはいえ、韓国の初冬の風物詩「キムジャン」の風習はいつまでも残ってほしいものですね。
お次はこちら~
「キムチの種類は200種以上!」
日本でもすっかりおなじみのキムチですが、実はその種類は200種類以上もあるって知っていましたか?
日本で売られているキムチといえば白菜キムチですよね。
そのほかには、角切りにした大根を漬けた「カクテキ」もありますね。
しかし、キムチの種類はこれだけではありません!
日本では知られていないキムチがまだまだたくさんあるんですよ~!
今日は、本場韓国のバリエーション豊かなキムチの中から7種を紹介したいと思います!
まずは「총각김치(チョンガッキムチ)」です。
韓国特有の「총각무(チョンガンム)」という小さな大根があるのですが、それを葉っぱ付きで丸ごと漬けます。
外側は大根の皮のパリっとした歯触り、内側はみずみずしくジューシーな食感です。
大根の若菜を漬けた「열무김치(ヨルムキムチ)」は、ビビンバや麦ごはん、冷麺の具としてよくのっています。
シャキッとした食感とほろ苦さが特徴的で、さっぱりとした味なので夏場によく食べるキムチです。
夏によく食べるキムチといえば、「오이소박이(オイソバギ)」というものもあります。
きゅうりに十字の切れ込みを入れて、ヤンニョムを詰めたものです。
日本では、「オイキムチ」という名で焼肉屋さんのサイドメニューにあったりしますね。
焼肉といえば、韓国ではエゴマの葉を一緒に包んで食べることも多いですね。
韓国には、そのエゴマの葉を漬けたキムチもあるんですよ!
白米を何杯もおかわりしたくなるくらい、ごはんのおともにピッタリのキムチです。
韓国で焼肉の〆に食べることも多い冷麺。
冷麺のスープって、さっぱりとした独特の風味がありますよね。
そのスープのベースに使われるのが「동치미(トンチミ)」です。
「동치미(トンチミ)」は、大根を塩水につけて発酵させた水キムチのひとつです。
唐辛子を使わないので辛味はなく、白く透き通った色をしています。
水キムチには、「나박김치(ナバクキムチ)」というものもあります。
使われている食材は、薄切りにした大根と白菜に香味野菜と唐辛子の粉などです。
さらに、ここに梨などの果物が加えられます。
果物のほんのりとした甘みと、水キムチならではのさっぱりとした味わいが特徴的です。
ドラマのなかでも食事のシーンに必ずといっていいほど出てくるキムチですが、ドラマ「サム、マイウェイ~恋の一発逆転~」のなかには、キムチに関するこんなシーンが出てきます。
それは、テレビの通販番組で「갓김치(カッキムチ)」という「からし菜のキムチ」を紹介するというシーン。
ソン・ハユン演じるソリが、そのからし菜キムチを手づかみでパクリ!あまりにもおいしそうに食べるソリの姿に注文が殺到!キムチがバカ売れするというエピソードでした笑
ここまで7種類のキムチを紹介しましたが、季節や地域によって食べられるキムチもさまざまです。キムチの世界は奥が深いですね!
いかがでしたか?
今回はキムチをテーマにお届けしました!
日本でも当たり前のように売られているキムチですが、200を超える種類があるとは驚きですね!
そして、韓国ならではキムジャン!各家庭の味はこうして作られていたんですね~!
それでは、また次回お会いしましょう♪