日本はエイプリールフールが48時間楽しめる!
KNNポール神田です!
まもなく3月末日が終わり、エイプリールフールの4月1日がやってくる…。もはや、エイプリールフールの「ウソ」を感じることができるのは、ネットの世界のみとなってきた模様だ。この時差が早いのはもっと活用できないものか?ボージョレ・ヌーボーが数時間、原産地のフランスより早いとか、Appleの製品発売日の開封の儀が数時間早いとか…一部の好事家しかメリットがないみたいだ。
海外のGoogleなどは毎年、趣向をこらしたエイプリールフールネタを展開してくれる。…といっても、Googleのエイプリールフールサイトを楽しめるのは日本時間が4月2日の未明になってから。…なので、4月1日は日本の企業のエイプリールフールサイトを楽しみ、翌日4月2日は、時差の遅い国々のエイプリールフールサイトが楽しめる。つまり日本は48時間時差の関係でエイプリルフールサイトを堪能できるのだ。
ポケモンGOはエイプリルフールから生まれた?
今となっては、2014年のGoogleのエイプリルフールサイトでは、任天堂とのコラボレーションがあった。
Google Maps: Pokemon Challenge
ポケモンGOが誕生するきっかけはこのサイトづくりからであったのではないだろうか?そういう意味では、Googleにとって、エイプリルフールは同社のヴィジョンとジョークの紙一重であることがわかる。
ポケモンGOでAR拡張されるGoogleナイアンティックの野望
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20160713-00059931/
日本のハロウィンの盛り上がりからすると、日本のエイプリールフールサイトで、盛り上がる機会は少なくなってきて寂しい。その要因のひとつとして、どれだけ手間をかけても24時間の賞味期限のコンテンツであるからだ。これは、バズって拡散しないことには、企業がわざわざ、ニンクをかけてやる意味がない。そこで、せっかく作るのならば、見てもらえるように広報の事前登録をおすすめしたい。
日本インターネットエイプリルフール協会
エイプリルフールサイトを見るためには、「日本インターネットエイプリルフール協会」のサイトを見るのが一番情報が集まっている。
また、せっかくのエイプリルフールのサイトを計画しているならば、こちらでぜひ登録しておくべきだろう。
…お、いつのまにかガジェット通信の情報提供フォームと一体化しているのか!(笑)
http://getnews.jp/aprilfool2017
アイデア次第で、エイプリルフールは、企業の遊びココロを広めてくれる機会でもある。
ちなみに、「一般社団法人 日本記念日協会」によると4月1日は、「サントリー赤玉の日」「ビックリマンの日」「WHOPPERの日」だったりするようだ。
こちらは、登録するのに1件10万円(税別)で審査後に認められる。記念日協会のビジネスはとても勉強になるビジネスモデルだ。ギネスブックやミシュランガイドと同様に、アイデア次第で、最初にはじめた人が総取りできるビジネスモデルだ。そういう意味では、まだまだ「○○協会」というニッチな新産業を標榜する協会ビジネスもありえそうだ。