Yahoo!ニュース

【やりかけリスト】今年もあと3週間ちょい。2024年のやりかけリストを作って、できるだけクリアしよう

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 今年もあと3週間とちょっとです。

 去年立てた予定ややりたいことリストはどれぐらいクリアになってるでしょうか。

 そしてまた、新しい年に向けて、新しいリストを作る時期でもありますよね。

 それはその通りなんですが、あえてここで提案したい。

 今年の「やりかけリスト」を作ってみませんか。

 こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家・歌手の舘神龍彦(たてがみたつひこ)です。

 今回は、今年のやりかけリストを作るについて解説します。

やりかけリストってなあに?

 以前の記事でも解説しましたが、あらためてもう一度。

 やりかけリストは文字通りやりかけていることのリストです。

 途中まで着手している、またはやろうとは決めている。でも進んでいない。途中で止まったままになっている。そういうことがらがいろいろあるはずです。

 でもって、大切なのは、これを12月にやることです。

 12月。つまり、今年いろいろやろうと思って放置してしまっていることをあらためてチェックする。これを書き出す。そして処理するのです。

目的は「やりきること」だけれど

 今年やり始めたけれど、途中になってしまっているもの・こと。

 ひょっとしたらそれは楽器をマスターすることかもしれません。

 あるいはつくりかけの模型かもしれません。

 またあるいは、取り組みかけの大著の読書かもしれません。

 ともあれ、やりかけのことがあれば、それをリストアップしましょう。

 そして具体的にどうすればいいのかをそれぞれ考えていきましょう。

ポイントは健康と環境整備優先

 このリストを作ることの目的は、やりおわることです。

 そしてこの時期です。

 年内に終わることを目指したい。

 ただし年内には無理なこととか、年内にどうしてもやるべき事はあります。

 ここで考えたい優先順位は以下の事です。

 まず体のこと。たとえば健康診断とか、歯の定期検診がそのままになっていたらきっちり予定に入れてやりましょう。

 それと環境整備です。具体的には家の掃除とか不要品の処理ですね。

 こういうことはできるだけはやめに処理して、すっきりした状態で新年を迎えたい。

 そしてこれらはまた、趣味や雑用をクリアするための土台ともなるものです。

 どんな場合も体は資本であり、整備された環境は快適に生活するための基本です。

 なのでこの2つのテーマのことはできるだけ優先しましょう。

 それぞれ、所要時間を見積もって、あるいは予約をして実行しましょう。

趣味などのことは

 趣味などのこともありますよね。

 これは、とりあえず本なり楽器なり模型なりにまず向き合って必要なもの、リソースを書き出すことですね。

 本ならば、だいたい何時間ぐらいで読めるのか。見積もってみる。

 本当に大著だったら今年中は無理かも知れない。だとしたら、いつ頃読み終わるのかを考える。場合によっては来年にする。

 楽器の習得なら、ゴールを再確認する。たとえば「○○の曲が弾けるようになる」のような感じなら、それが今年中にできるようになるにはどうするか考える。むずかしそうならば、それを意識した上でできるところまでやるなり、ゴールを再設定する。

具体的には紙に細かく書き出すこと

 具体的な方法としては、それぞれを細かく書き出すことです。

 何かなしとげたいことがあったとして、色々なリソースや知識が足りない。だから調べたり用意したり、道具を購入・調達したりする。

 それから解決をする。

 このときにメモが役立つわけです。

 そして紙のメモだといろいろ便利です。

 メモの目的は、考えていることを可視化し、操作可能にすることです。

 他のリストの場合もそうですが、これには紙のメモ帳やメモ用紙の利用をお勧めします。

 その理由は、以下のことです。

 すぐ書けて、すぐ確認できる。これは大きいです。いちいちスマホのアプリの小さな画面を見たりそれをスクロールしたりだとちょっと面倒ですよね。

 なので、紙のメモ帳を使う。

 なによりのびのびと大きな面に書けるのは、スマホにはないメリットです。

やりかけリストをどんどん処理していこう

 日々の生活は、いわばやりかけのことを処理する連続です。

 いろいろやりたいことが思い浮かび、それをやらねばならぬ事の合間に計画して少しずつ準備してやっていく。

 ただまあ、スタート時点でタイミングが悪かったり、別のことがたまたま割り込んでしまったりして、そのままになっていることはあると思います。

 これは、とくに趣味などのことがそうですよね。

 そういうことを今年中にやることができるかどうか。あるいはやると決めてやるのか。または、来年に持ち越すことを決めるのか。

 この辺を考えてみたいわけです。

 これをやることで少しずつ心が軽くなるのではないかと思います。

 やりかけリスト、是非やってみてください。

 やりかけリストはまずそのリストを作るところから始まるのです。

 すると着手ができるのです。まずやりかけリストを作ってみましょう。

 

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

舘神龍彦の最近の記事