現役の「ジャーニーマン」は何チームでプレーしているのか。史上最多の14チームで投げた投手が引退
9月9日、エドウィン・ジャクソンは、インスタグラムで引退を表明した。この日は、39歳の誕生日。今から19年前の誕生日に、ジャクソンはメジャーデビューした。
2003年から2019年まで、17シーズンにわたってメジャーリーグで投げ、プレーしたチームは14を数える。3年前に「ジャーニーマンが新記録樹立へ。14チームでプレーした初の選手が誕生する」で書いたとおり、これは史上最多だ。その後も、ジャクソンに並ぶ選手は現れていない。また、12チームで白星を挙げた投手も、ジャクソンだけだ(「12チームで白星を挙げた投手が初めて誕生。残るはあのチームからの白星!?」)。
通算412試合に登板し、107勝133敗1セーブ、防御率4.78を記録した。2009年はオールスター・ゲームに選ばれ、2010年はノーヒッターを達成。2011年には、ワールドチャンピオンのメンバーとなった。
今シーズン、メジャーリーグの試合に出場している選手のうち、最も多くのチームでプレーしてきたのは、リッチ・ヒル(ボストン・レッドソックス)だ。11チームで投げている。ヒルは、2005年にデビューし、今シーズンはメジャーリーグ18年目。3月に、42歳の誕生日を迎えた。
ちなみに、来シーズンからベースが大きくなることに対し、ヒルはこんなパフォーマンスをしている。来シーズンも、プレーするつもりでいるということなのだろうか。動画を掲載したのは、NESN(ニューイングランド・スポーツ・ネットワーク)だ。
ヒルに次ぎ、プレーしたチームが多い現役選手は、10チームの2人、タイラー・クリッパードとロス・デトワイラーだ。今シーズンは、それぞれ、ワシントン・ナショナルズとシンシナティ・レッズで投げていたが、どちらも8月下旬に退団している。
なお、野手の史上最多は、マット・ステアーズの12チームだ。もちろん、1993年にプレーした中日ドラゴンズは含んでいない。また、今シーズン、メジャーリーグの試合に出場している野手では、ビリー・ハミルトン(ミネソタ・ツインズ)とジョナサン・ビヤー(シアトル・マリナーズ)の8チームが最も多い。
ビヤーは、今シーズン、シカゴ・カブスで46試合、ロサンゼルス・エンジェルスで13試合に出場した後、8月にマリナーズとマイナーリーグ契約を交わした。AAAから昇格し、メジャーリーグの試合に出場すれば、7チーム目のカブスと8チーム目のエンジェルスに続き、マリナーズは9チーム目となる。