ジャーニーマンが新記録樹立へ。14チームでプレーした初の選手が誕生する
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5月11日、金銭トレードにより、エドウィン・ジャクソンがオークランド・アスレティックスからトロント・ブルージェイズへ移籍した。
昨年6月25日、ジャクソンはアスレティックスの投手としてマウンドに上がり、オクタビオ・ドーテルに続き、13チームで投げた史上2人目の選手となった。ちなみに、野手で最も多いのは、12チームのマット・ステアーズだ。ステアーズは他に、中日ドラゴンズでもプレーした。
昨シーズンを終えてFAになったジャクソンは、4月11日にアスレティックスとマイナーリーグ契約を交わした。そして、マイナーリーグで3試合に先発したところでトレードされた。
ブルージェイズでは、2人の先発投手が離脱している。マット・シューメイカーは4月末に左膝の手術を受け、今シーズンを終えた。クレイ・バックホルツは右肩を痛め、5月10日に故障者リストへ入った。再建中のブルージェイズは、今秋のポストシーズンをゴールとしているわけではないが、それでも先発投手は必要だ。昨シーズン、ジャクソンは17試合に先発して防御率3.33を記録した。
数日中にも、ジャクソンは新記録を樹立する。5月14~15日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦か5月16~19日のシカゴ・ホワイトソックス戦、この2カードのどこかで先発するに違いない。現時点では、5月15日が有力だろう。
実は、ジャクソンがブルージェイズに在籍するのは、これが2度目だ。けれども、8年前の在籍時は、傘下のマイナーリーグでも投げていない。それもそのはず。ジャクソンは1日に2度トレードされた。2011年7月27日に、ホワイトソックスからブルージェイズ、ブルージェイズからセントルイス・カーディナルスへ移った。
後者のトレードでは、ジャクソンとともにドーテルも移籍した。ジャクソンのメジャーデビューは2003年、ドーテルのラストイヤーは2013年なので、11シーズンが重なっているものの、2人がチームメイトとして過ごしたのはこの時だけだ。ただ、カーディナルスでは、ポストシーズンも含め、ジャクソンの17登板中11試合でドーテルも投げ、どちらにとっても初のワールドシリーズ優勝を味わった。
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ドーテルは39歳まで投げた。ジャクソンは現在35歳だ。プレーするチームの数は、まだ増える可能性もある。ここから好投すれば、今夏に再び移籍し――ブルージェイズは放出を厭わないだろう――その数を15チームとしてもおかしくない。また、ドーテルと同じく、ジャクソンのワールドシリーズ優勝も2011年の1度きりだが、こちらもさらに増えるかもしれない。