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開幕前に3本塁打以上の日本人選手はシーズン何本のホームランを打ったのか。今春の大谷翔平はここまで4本

宇根夏樹ベースボール・ライター
松井秀喜 August 9, 2004(写真:ロイター/アフロ)

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、今春のエキシビション・ゲームで、ここまで4本のホームランを打っている。

 日本人メジャーリーガーのうち、エキシビション・ゲームで3本塁打以上を記録した選手を探したところ、今春の大谷を含め、延べ8人が見つかった。おそらく、これで間違いないと思う。松井秀喜が5度、イチロー中村紀洋が1度ずつだ。大谷は、2018年も2020年も0本塁打。2019年は出場していない。

筆者作成
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 過去の延べ7人中、2005年の中村はシーズン0本塁打だが、出場は17試合に過ぎなかった。この年はロサンゼルス・ドジャース傘下のAAAで101試合に出場し、22本のホームランを打った。2006年の松井が一桁のシーズン8本塁打にとどまったのは、怪我による長期欠場が理由だ。

 大谷は、開幕までにホームランをあと1本打つと、2004年と2005年の松井に並ぶ。エンジェルスのエキシビション・ゲームは、6試合残っている。3月24日~25日と27日~30日だ。

 なお、今春のエキシビション・ゲームで4本塁打以上を記録している選手は、6本の3人、ボストン・レッドソックスのマイケル・チェイビスボビー・ドルベック、ドジャースのコリー・シーガーをはじめ、24人を数える(5本が4人、4本が17人)。彼らを、ホームランを打つペース、1本当たりの打数の順に並べると、大谷の6.3打数/本は、エバン・ロンゴリア(サンフランシスコ・ジャイアンツ)の4.8打数/本に次ぎ、ニック・プラット(カンザスシティ・ロイヤルズ)と並ぶ。

 また、大谷は10試合続けてヒットを打っている。それについては、こちらで書いた。

大谷翔平の10試合連続安打は、今春のメジャーリーグ最長。ストリークは現在も継続中

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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