【高知市】絶景スポット!「県民の森・工石山」で四季折々の自然を楽しむトレッキング
高知市にある「県民の森・工石山(くいしやま)」は、四季折々の美しい自然が楽しめ、登山初心者や自然散策をしたい方に人気のトレッキングスポットです。
山頂からは大パノラマが広がり、高知市中心部からも気軽にアクセスできる絶景スポットとして親しまれています。
今回は、工石山の見どころや、おすすめのトレッキングコースを紹介します。
高知駅から県道16号線(高知本山線)を土佐山方面へ進み、川沿いの道をしばらく進むと、県道16号線と県道33号線の分岐点が見えてきます。分岐点では県道16号線をそのまま直進し、さらに工石山方面へ約10km進んでください。
左手に「高知市工石山青少年の家」が見えてきたら、その先、「赤良木トンネル」の手前で左折します。「工石山登山口」の案内看板があるので、目印にして進んでください。
高知市内から約45分でアクセスでき、頂上から雄大な景観が楽しめる工石山。
標高は1,177mありますが、登山口からの標高差は約300mと比較的登りやすく、普段あまり運動しない私でも気軽にチャレンジできるトレッキングスポットです。
工石山には、レベルに合わせて楽しめるコースが整備されています。登山口から緩やかに15分ほど登ると「杖塚」に到着し、ここから「北回りルート(90分)」と「南回りルート(120分)」に分岐します。
今回は、往路は北回りルート、復路を南回りルートで歩いてきました。
いずれのコースもよく整備されているので安心して山歩きができます。
北回りコースには「全国(県の木)遊歩道」が整備されており、各都道府県を代表する木が植えられています。
歩きながら全国の木々を楽しむことができ、自然の豊かさを感じられるスポットです。
北コースの見所は、自然の力を感じる「根曲がり杉」は昭和38年8月の台風の影響で倒れたものの再び成長している姿は自然の生命力のたくましさを感じられます。
同じ台風で倒木した「天然ヒノキ風倒根」は、自然が生み出したアートのようで、見ごたえがあります。
さらに、眺望スポットである白鷲岩(しろわしいわ)からの絶景は、まるで鷲の背に乗って飛んでいるかのような開放感を味わえます。
北の頂上からは、西に広がる石鎚山系や、東にそびえる剣山山系を一望できます。
また、北の頂から700mほど先にある南の頂では、足摺岬と室戸岬に囲まれた土佐湾を見渡すことができます。
帰りは南回りコースへ。北回りコースに比べて時間はかかりますが、途中の「サイの河原」には、絶滅のおそれがあるサンショウウオが生息するほどきれいな水源が残されています。
サンショウウオに出会えたらラッキーですね。
「ヤッホーポイント」は、工石山のやまびこスポットです。ぜひ「ヤッホー!」と叫んで、やまびこの響きを楽しんでください。
春は新緑、秋は紅葉が美しく、特におすすめです。今年の紅葉は少し遅れているようなので、これからが見ごろですよ。
「県民の森・工石山」は、四季折々の美しい自然を満喫できる絶好のトレッキングスポットです。初心者から経験者まで楽しめるコースが整備されており、家族や友人と一緒に訪れてみませんか?
高知市中心部からアクセスも良く、自然の中でリフレッシュしながら特別な時間を過ごせる工石山でのトレッキングを、ぜひ体験してみてください。
【注意点】
・山歩きの際は、動きやすい服装と、歩きやすく滑りにくい靴を選びましょう。
・天気予報を確認し、無理のない範囲で楽しみましょう。
・自然保護のため、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
県民の森 工石山(くいしやま)
場所:高知市土佐山高川