海外移住の落とし穴/2024年の経済見通し
シンガポール在住FPの花輪陽子です。前回に引き続き、少しだけシンガポールで交通事故に遭遇した話の続きをさせてください。
シンガポールでは12月1月は雨季で年間を通じて雨が多く肌寒い季節です。連日のように午後からスコールが降るので事故も起きやすいのかもしれません。周りでもタクシー乗車中に追突された等の話をよく聞きました。
こうしたとっさの時に相手の車のナンバープレートを控えて、できればドライバーのコンタクトを聞きながら、警察への連絡と怪我の対応もしなければなりません。今回、ドライバーとコンタクトを交換しなかったのですが、警察に聞いても情報保護の観点から教えられないと言われました。ただし、弁護士に依頼をすることによって、正式な手続きを経て、一部の情報の開示が可能となりました。
更に救急車で搬送された時に希望の病院を伝えるのは結構な至難の技です。私自身、健康優良児で骨折も未経験でほとんど病院にお世話になったことがありませんでした。あらかじめどの病院がよいなどの情報は後からでしか分からないこともあります。
最初に搬送をされた公立の緊急病棟では鎖骨が折れているものの手術の必要はない(したければすればよい)という診断でした。ただ、搬送された後の1週間後の2回目の訪問の際に、再度Xレイを取り直したりするもなく、指示がすごく大雑把だったりと、色々疑問に感じる部分がありました。
以前に子供が腕を骨折した先には、夜間で近くの私立の病院の緊急病棟を訪問したことがありました。この際にはすぐに骨のスペシャリストが駆けつけてくれたのですが、この時もXレイを撮って、包帯でぐるぐる巻きにされて、3週間後に来てくださいという対応でした。幸いにも子供だったので、3週間後に綺麗に骨がくっついていたのですが、なんとも原始的なやり方だなと感じました(値段はすごく高かったけど)。この経験もあって、「これでもいいのかな?」と疑いもせずに過ごしていました。
しかし、3週間近く経っても痛みも治らず、左右対象ではない感じがしてきて怖くなってセカンドオピニオンで伺うために日系クリニックを訪問しました。
そうしたところ、すぐに手術が必要ということで、一時帰国を予定していたので紹介いただいて日本で手術をすることになりました。3週間も放置していたので手術ができるギリギリのタイミングだったそうです。
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