ジム・ロジャーズ アメリカ経済はいつまでもつか/地政学リスクに備えた資産配分
シンガポール在住FPの花輪陽子です。
12/1~12/7の週は韓国で「非常戒厳」宣言と、その後すぐに解除と不測の事態が発生しました。
また、内戦が続くシリアで反政府勢力が8日、首都ダマスカスを制圧し、アサド大統領は後ろ盾となってきたロシアに亡命したと伝えられ、政権は崩壊しました。
世界的に政治と地政学リスクが高まっています。しかし、米国株、日本株などはそんな中で比較的堅調に推移しています。東証グロースにも11月は海外マネーが流入していますが、引き続き推移を見守りたいです。
米国の大統領選挙後の対米ドルに対する主要通貨の為替レートの推移を見ると、イスラエルシェケルと日本円だけが上昇しています。これに対してユーロは対円でも下落しています。
トランプ政権が親イスラエルで、日本も前回のトランプ政権でうまく立ち振る舞った経験があるからです。ヨーロッパに関してはウクライナなどの地政学リスクが高まっています。
また、12月のFOMCは市場では9割近い確率で利下げが織り込まれており、日銀については利上げの予想が優勢となっています。
欧州では、ECB 政策理事会での、25bp の利下げは市場では完全に織り込まれており、スイス中銀の25bp の利下げもコンセンサスです。
スイス中央銀行と日銀の政策金利が同水準に近づきつつあり、円キャリートレードからスイスフランキャリーに流れています。しばらく円安は一服するのか見守りたいところです。
ジム・ロジャーズ インタビュー(11/30/2024)
さて、『「日銀」が日本を滅ぼす 世界3大投資家が警告する日本の未来』(SB新書)出版記念して、ジム・ロジャーズ氏に11月末などに取材をしたのでその一部をお伝えします。
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