大谷翔平の「MLB最初の7シーズンに225本塁打」は歴代12位。さらに多い選手の通算本塁打は何本!?
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、2018年にメジャーデビューし、ここまでに225本のホームランを打っている。この本数は、最初の7シーズンに記録したホームランの歴代12位に位置する。
歴代トップ20は、以下のとおり。
大谷のすぐ上に位置するピート・アロンゾ(FA)は、来シーズンがメジャーリーグ7年目だ。2019年にデビューし、最初の6シーズンに226本のホームランを打った。
この20人中、アロンゾと大谷、ノーラン・アレナード(セントルイス・カーディナルス)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)の4人は、現役選手だ。アロンゾのメジャーリーグ2年目、大谷の3年目、ジャッジの5年目は、新型コロナウイルスのパンデミックにより、レギュラーシーズンが1チーム60試合に短縮された。
現役選手を除く、16人の通算本塁打は、500本塁打以上と500本塁打未満が8人ずつ。755本のハンク・アーロンが最も多く、319本のプリンス・フィルダーが最も少ない。
500本塁打以上の8人は、少なくとも16シーズン、メジャーリーグでプレーした。アーロンの23シーズンは、このなかで最も長い。最初の7シーズンはその3分の1未満、ということになる。一方、フィルダーは、7シーズン+5シーズン=12シーズンだ。首のヘルニア手術を2度受け、32歳で選手生活を終えた。319本塁打は、父のセシルとまったく同じ。セシルは、1989年の阪神タイガースを挟み、メジャーリーグで13シーズンを過ごした。
ちなみに、762本塁打のバリー・ボンズと714本塁打のベーブ・ルースが最初の7シーズンに打ったホームランは、それぞれ、176本と103本だった。どちらも、22シーズンにわたってメジャーリーグでプレーした。
また、現在30歳の大谷は、7月生まれなので、2025年のシーズン年齢(6月30日時点)は30歳となる。シーズン年齢30歳未満で225本塁打は、歴代66位タイ。カル・リプケンJr.とマット・ウィリアムズの2人と並んでいる。
リプケンJr.は、21シーズンに431本のホームランを打った。ウィリアムズは、17シーズンに378本塁打を記録した。シーズン30本塁打以上は、リプケンJr.が1度、ウィリアムズは6度。ウィリアムズは、1994年の43本塁打が最も多く、他に40本以上のシーズンはなかった。大谷の30本塁打以上は、すでに4度を数え、そのうちの3度は40本以上だ。