新型コロナ 世界と日本の流行状況(2021年1月)
新型コロナウイルス感染症の流行は現在も衰える気配はなく世界的に拡大しています。
現在の世界と日本の流行状況をまとめました。
世界における新型コロナの流行状況は?
2021年1月9日時点での世界における新型コロナ患者は、
となっています。
世界で最初に報告された新型コロナ症例から、1,000万症例に到達するまで177日かかっていますが、そこからは症例増加ペースは加速しており、
【世界における新型コロナ感染者数 増加までの日数】
1例〜1000万例まで:177日
1,000万例〜2,000万例まで:44日
2,000万例~3,000万例まで:37日
3,000万例~4,000万例まで:31日
4,000万例~5,000万例まで:21日
5,000万例〜6,000万例まで:17日
6,000万例〜7,000万例まで:17日
7000万例~8000万例まで:16日
とだんだんと感染者が1000万人増えるまでの期間が短くなってきています。
また、最初に報告された死亡者から、115日で25万人に達していますが、それ以降は、
【世界における新型コロナ死亡者数 増加までの日数】
1例〜25万例まで:115日
25万例~50万例まで:56日
50万例~75万例まで:46日
75万例~100万例まで:45日
100万例〜125万例まで:40日
125万例~150万例まで:26日
150万例~175万例まで:23日
とだんだんと死亡者数の増加ペースも速くなっています。
新型コロナが流行している国や地域は?
現在、特に新型コロナが流行しているのは、北アメリカ大陸、ヨーロッパ、南アメリカ大陸です。
アジア地域は、これらの地域と比較すると相対的には感染者数が少なくなっています。
現在、感染者数が最も多いのはアメリカ合衆国で2200万人の感染者と38万人の死亡者が報告されています。
2018-2019シーズンのアメリカ合衆国におけるインフルエンザの死亡者数は34000人と推計されており、1年間における新型コロナによる死亡者数は10倍となっています。
日本でも「新型コロナの死亡者数はインフルエンザの死亡者数よりも少ないから脅威ではない」と言った意見が散見されますが、これは単に日本国内の感染者数が低く抑えられているためであり、もし欧米並みの流行になれば死亡者数もインフルエンザを大きく上回ることは容易に想像されます。
日本における流行状況は?
2021年1月8日時点での日本国内での新型コロナの報告数は、
日本で最初に新型コロナ症例が報告されたのは2020年1月16日ですが、
【日本における新型コロナ感染者数 増加までの日数】
1例〜5万例まで:212日
5万例〜10万例まで:76日
10万例〜15万例まで:32日
15万例〜20万例まで:20日
20万例〜25万例まで:15日
とだんだんと感染者数が5万人増えるまでの期間が短くなってきています。
また、日本で最初に報告された死亡者が報告された2月13日から、166日で1000人に達していますが、それ以降は、
とだんだんと死亡者数の増加ペースも速くなっています。
新型コロナが流行している都道府県は?
現在、日本国内で特に新型コロナが流行しているのは、東京都を中心とした関東圏、大阪府を中心とした関西圏、北海道、福岡、熊本です。
2021年1月6日時点で、感染者数が最も多いのは東京都で66000人の感染者と656人の死亡者が報告されています。
次いで、大阪府、神奈川県、愛知県、埼玉県、北海道、千葉県、兵庫県、福岡県、沖縄県の順に感染者が多く報告されています。
感染拡大を防ぐために私たちにできることは?
以上のように、世界中で感染者数と死亡者数は加速度的に増加しており、新型コロナウイルスの病態や感染が広がりやすい場面など、新型コロナの登場から1年以上が経過して多くのことが分かってきたにもかかわらず感染拡大に歯止めがかけられない状況です。
日本も現在過去最大規模の新型コロナの流行を経験しており、症例数もまだまだ増加傾向です。
日本国内でこれ以上深刻な流行を引き起こさないためにも、今こそ一人ひとりが感染対策を徹底すべき時です。
これ以上の感染拡大をくい止めるために、
・できる限り外出を控え人との接触を減らす
・屋内ではマスクを装着する
・3密を避ける
・こまめに手洗いをする
といった基本的な感染対策の遵守を、一人ひとりが意識するようにしましょう。