700個が1時間で完売も!アンテナショップでも大人気「はっさく大福」の果汁とほろ苦さを包む白餡は見事
豊富なビタミンC、迸る果汁、口の中をその味わいで満たしてくれる柑橘類。金柑のように小粒なものから、晩白柚のように大人の顔の程の大きさを誇るものまで数えきれないほどの種類があるのではないでしょうか。あぁ、この文章を打ち込んでいるだけで頬の内側がキューっと…
さて、苺はもとより、葡萄や蜜柑を丸ごと包んだいわゆるフルーツ大福と呼ばれる和菓子がここ数年メディアにも多数取り上げられるようになりました。地元の特産品を包んでいます、というキャッチコピーに弱い私。その中でも、広島県尾道市因島にて販売されており、因島で初めて実をつけたといわれている八朔を包んだ大福に注目。なんでも、銀座にお店を構える広島県のアンテナショップ・tauさんにて、入荷すると数百個が1時間~2時間で完売することも珍しくはないのだとか。
今回は広島県尾道市「はっさく屋」さんの「はっさく大福」をご紹介。
スタッフの方がデザインなさったというキャラクター、愛らしいさくみちゃんに見つめられます。
フルーツを丸ごと包んだ大福は大ぶりなものも多い中、食べやすい王道のサイズ感といったところでしょうか。そしてところどころオレンジ色の粒を確認できるお餅、こちらは蜜柑の皮なのだとか。蒸篭で糯米を蒸しあげる際、下の段で蜜柑の皮を、上の段で糯米を蒸し、その後一緒に石臼で搗き上げるのだとか。八朔とは異なる甘い香りの正体は蜜柑の皮だったのですね。
もっちりとした皮、瑞々しく爽やかな甘味が印象的な白餡を少し楽しみ、その後思い切りがぶりと!
ざくざくという大胆な果肉、ほろほろとほどけてきたかと思うと溢れ出す爽快感満載の果汁、ほろ苦い余韻、それらすべてを包み込み優しく受け止める白餡の甘味と蜜柑餅の旨味。一見、そんなに果物たっぷりで本当に合うの?と思うかもしれませんが、おそらくほんのごく僅かではりますが塩気がきいておりまして、それがまた全体を外側からそっと握るように引き締めているような気がするのです。
TauさんのSNSにて、入荷数と入荷時間、完売時間を拝見するたびにいつも驚かされるこちらの大福。
おそらく八朔の苦味は好き嫌い非常にわかれるところかと思いますが、丁寧に処理されたたっぷりの八朔の実と白餡、蜜柑餅のハーモニーは是非一度、因島の名物として体験してみたほしいと思うのです。こちらは銀座のアンテナショップのほか、はっさく屋さんからのお取り寄せも可能です。
<はっさく屋・本店>
公式サイト(外部リンク)
広島県尾道市因島大浜町246-1
0845-24-0715
8時30分~17時
定休日 月曜・火曜
<ひろしまブランドショップ・tau>
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区銀座1-6-10 銀座上一ビルディング
03-5579-9952
10時30分~19時
不定休