【お金の教育】子どものお小遣いはいつからあげる?幼児教育講師オススメのお小遣いのあげ方を教えます!
こんにちは!幼児教育講師のTERUです!
今回は『子どもへのお金の教育』をテーマにお話しさせていただきます。
お金の教育はなかなかされていないご家庭が多いですが、子どもの将来の可能性を広げるという意味では絶対にやってあげてほしいと私自身強く感じることです。
この記事をきっかけに何か1つでも実践していただけるよう心を込めてお話しさせていただきます。
【お金の教育の始め時】
まずそもそもお金の教育っていつから始めたら良いでしょうか。
これは私の考えではありますが、5歳くらいからできるのかなと思っています。
5歳くらいは社会のことを何となく理解してきたり、周りの人間関係も広がってきて、未熟ながら理解力も少しずつ成長している時期です。
お金の教育やお小遣いは小学生になってからという考え方の方が一般的ではあると思うのですが5歳からでもできることはあると思っているので、今回は5歳からのお金の教育ということで皆さんと考えていきたいと思います。
【子どもにお金の教育をする目的】
これは色んな考え方があると思うのですが、私は『子どもが将来豊かに生活できるようなお金の知識を身につけさせてあげること』だと思います。
子どものお金の教育というと「無駄遣いをしないようになる」や「貯金ができるようになる」などといったことが浮かびがちですが、大切なのは子どもたちが大人になった時に稼げる人間になり、豊かな生活を送れるためのお金の教育をしてあげることだと考えています。
「小学生の内からお金を稼ぐことってちょっと違うんじゃ無いの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが「良い大学に行かせたい」とか「習い事に投資する」といったことも、目的の1つは将来少しでも豊かな生活ができるような可能性を広げてほしいからですよね。
ですから、子どもの内からお金のことをちゃんと教えてあげて、将来稼げるお金の知識を育てていくことは何もおかしいことではありませんし、大切なことだと思います。
【子どもに身につけさせたいお金の知識】
ではそんなお金の教育の目的を達成するために、子どもにどんなことを教えどんなことを身につけさせてあげる必要があるでしょうか。
私はそれを【お金の教育の目標】と呼んでいます。それは全部で5つあります。
- お金は使ったらなくなることの理解
- お金はどうやって得るのかの理解
- お金の自己管理能力
- 金銭感覚
- 自分の頭で考えて価値のあるものにお金を使えること(投資マインド)
この5つを教え、そして育てていくことがお金の教育の目的を達成するための目標であると私は考えています。
ではそれを前提にご家庭の中でのお金の教育について考えていきましょう。
【お金の教育としてのお小遣いのあげ方】
まずお金の教育と言えば一番に浮かぶのが『お小遣い』ですよね。
お小遣いの役割は、先程お話したお金の教育の目標①お金は使ったらなくなることの理解と③お金の自己管理能力の2つにアプローチをすることです。
それを考えると、子ども時代のお小遣いは現金で渡すことをオススメします。
今はSuicaなどにお金を入れて渡すというご家庭もあるようですが、それではお金は使ったら減るというイメージがしづらいです。
キャッシュレスの時代ではありますが、まだ今は実体がわかりやすい現金を通じて行ってあげてほしいと思います。
では、具体的にどのように与えていくのが良いのかご説明します。
お小遣いは月々の定額がいいのか?それともその都度渡すのか?
これは私は月々の定額がいいと考えています。
その理由は、お金の自己管理能力は自分のお金を明確に所有することでしか育てることができないからです。
つまり、お小遣いを定額ひと月に1回渡すことによって、それを自分で管理する環境ができるということです。
“欲しいものがあったときに都度もらう”ということでは自己管理能力は育ちませんよね。
定期的なお小遣いはいつから渡すの?
これについては5歳〜小学校1年生の間に導入するのがいいと思っています。
実はいろんな調査で見ると、平均では小学校3年生くらいから渡しているご家庭が多いそうなのですが、私は遅くても小1から渡して行くことをオススメします。
その理由は単純で、なるべく早くからお金を自ら管理していく経験を積み重ねることが大事だと考えているからです。
金額は世の中の相場を考えて渡せばOKです。
具体的には就学前であれば1ヶ月に100円以下、1年生は100円前後、そして2年生は300円、3年生は500円、4・5年生は500円〜1000円、6年生は1000円。これくらいが相場かと思います。
あとはご家庭の方針で前後させてあげてください。
お小遣いを渡し始めてからの3つのポイント
1.お金はどうやって手に入れているのかを教えていく
これはまさに、お金の教育の目標②お金はどうやって得るのかの理解になります。
具体的には親の仕事のことを話し、可能であれば働いている姿を見せてあげ、そのおかげでお金がもらえて生活ができているということを教えてあげましょう。
これを実感することで、お金はただ無限に増えていくわけではなく、お父さんお母さんが頑張って働いてくれているから自分はお小遣いがもらえるのだと理解ができるようになり、お金の大切さを理解できるようになっていきます。
2.子ども専用のお財布を用意する
これは自己管理する意識を向上させるためのツールだと考えてください。
お小遣いは与えているけれど基本は親が持っているというご家庭もありますが、それは子どもがお金を自己管理する練習としては非常にもったいないです。
「子どもに持たせたらすぐに使ってなくなってしまう」と心配する方もいらっしゃいますが、それでいいと思います。
使ってしまった結果、次のお小遣いがもらえるまで我慢する経験が、お金を管理する力を育てていきます。
③お小遣いを渡すスパンを広げていく
これはできるご家庭はぜひやってほしい取り組みです。
お小遣いは通常1ヶ月に1回ですが、それを2ヶ月に1回まとめて2ヶ月分渡す。
慣れてきたら3ヶ月分を1回、4ヶ月分を1回、というように数ヶ月分を渡してしまうということです。
これにより、1ヶ月分を自分で管理するより圧倒的に自己管理の難易度は上がり、それが力になるんです。
1ヶ月の場合よりさらによく考えてお金を使わなくてはいけませんから、非常に良い練習です。
とはいえあせる必要はなく、小学生の6年間の間で最終的に3ヶ月分を管理できるようになれば良いくらいの気持ちで期間を広げていってもらえればと思います。
【プレお小遣いの取り組み】
まだお小遣い制度を導入していないご家庭には、お小遣いの代わりにやってほしいちょっとしたオススメ取り組みがあります。
それは子どもが何かスーパーなどでおやつとかを買うときに「どれが欲しい?」とお子様に欲しいものを選ばせるのではなく、お金を渡して「これで好きなものを買っていいよ」とお金を託すということです。
これをすることで、お金を自分で考えて使うというちょっとした経験になります。ただ好きなものを選んでもらって親が買うのではなく、自分が所有するお金の中で欲しいものを選ぶ経験は、小さいですがお金の教育の1つになります。
いかがでしたでしょうか?
後半では、さらにお金の教育方法について詳しくお話していきたいと思います。
楽しみにお待ちください!