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ヤンキースが今シーズン初の5連敗。最長が4連敗以下のチームはいくつあるのか

宇根夏樹ベースボール・ライター
ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ブーン監督(左)Aug 7, 2022(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月に入ってから、ニューヨーク・ヤンキースは、1勝しか挙げていない。シアトル・マリナーズセントルイス・カーディナルスの両チームと3試合ずつを行い、2日以降の5試合は、いずれも敗れている。ヤンキースの5連敗は、今シーズン初。その前は4連敗もなく、2度の3連敗が最も長かった。

 意外に思うかもしれないが、5連敗以上がないチームは、全体の4分の1以上を占める。30チーム中8チームだ。

 なかでも、アトランタ・ブレーブスニューヨーク・メッツミネソタ・ツインズの3チームは、3連敗が最も長い。しかも、ブレーブスの3連敗は1度しかない。8月6日のダブルヘッダーに続いて7日も敗れたので、ヤンキースと同じく継続中ながら、それまでは、開幕から100試合以上を終え、2連敗が最も長かったということになる。

 4連敗が最長の5チームは、カーディナルス、ロサンゼルス・ドジャースヒューストン・アストロズサンディエゴ・パドレスタンパベイ・レイズだ。

 ヤンキースもそうだが、5連敗以上がない8チームは、いずれも現時点でポストシーズン進出圏内――地区首位もしくはワイルドカードの1~3番手――に位置している。

 なお、5連敗以上がありながら、ポストシーズン進出圏内にいる、ヤンキース以外の3チームは、トロント・ブルージェイズ、マリナーズ、フィラデルフィア・フィリーズだ。こちらもそう長く負け続けたことはなく、ブルージェイズとフィリーズは、5連敗が最長。マリナーズは、6連敗が最も長い。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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