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2025年、家計の手取りや負担はこう変わる 減税の実感を得られるのはいつ? #専門家のまとめ

花輪陽子シンガポール在住FP(CFPⓇ・1級FP 技能士)

2025年は家計の手取りや負担に影響する様々な税制や制度が変わります。「年収103万円の壁」が123万円に引き上げられ、年収が2500万円以下の人は減税になる予定です。電気代補助が復活するものの、ガソリン補助金が段階的に縮小されたり、高額療養費の負担増なども予定されているなど、負担が増えるものもあります。どのようなスケジュールで負担が増えるのか、手取りが増えるのかのイメージをお伝えしたいと思います。

ココがポイント

手取りを増やす施策が始まる一方で、高額医療費の負担限度額が引き上げられるなど、負担が増える見直しもあります。
出典:毎日新聞 2024/12/31(火)

“178万円”目指す協議継続“壁”の攻防は異例の延長戦へ【報道ステーション】(2024年12月20日)

政府の補助金は1月16日からさらに5円縮小される見込みで、物価高が続く中、家計への負担が重くなりそうです。
出典:OBS大分放送 2024/12/18(水)

高額療養費の負担が月8000円増える?平均的な収入の人の場合、10%負担増へ

エキスパートの補足・見解

所得減税は25年分の所得から適用を開始するものの、年末調整で対応するために、家計が実感できるのはそれ以降となりそうです。また、減税効果は年収500万円で約1万円程度と小さい予定です。24年10月に終了をした電気・ガス料金への補助金に関しては、25年1~3月に規模を縮小して復活します。冬場の暖房費負担を軽減する効果はありそうです。しかし、段階的に縮小中のガソリン補助金は1月16日からさらに5円縮小される見込みです。今年は年末年始の休みが長いですが、ガソリンの補給などは早めにしておいた方が家計を助ける可能性がありそうです。2025年、お金をしっかり貯めるためには、どのように制度が変わり、どのように準備をすればよいのか把握をすることが大切です。新年のこの機会に今年の目標を立てるとともに、お金のスケジュールも立てられてはいかがでしょうか。

シンガポール在住FP(CFPⓇ・1級FP 技能士)

外資系投資銀行を経て、スイスのファミリーオフィスでウェルスマネジメントに従事。日本人の海外移住や資産運用、海外富裕層の日本移住のサポートも。著書に『世界標準の資産の増やし方』(東洋経済新報社)、世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏の翻訳書を多数出版、『ホンマでっか⁈TV』等TV出演多数 お仕事の依頼は fp@yokohanawa.com へお願いします。花輪陽子のシンガポール富裕層の教え https://www.mag2.com/m/0001687882.html 花輪陽子のnote https://note.com/yokohanawa 

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