ばらまきと利上げスキップで止まらない円安/ジム・ロジャーズ氏に聞いたモテの秘訣
シンガポール在住FPの花輪陽子です。
先週(12/15-12/21/2024)のマーケットは50年ぶりに10日連続米市場が下げるなど調整局面がありました。
FOMCではタカ派的に捉えられました。ドットチャート(FOMCのメンバーが適切と考える米国の政策金利FFレートの水準を、点で表した散布図の2025年度の利下げ見通しは4回から2回に下方修正というのは概ね事前予想通りでした。
見かけのドットチャート25年利下げ見通しは2回となっていますが、これは後ずれする可能性が示唆されています。FOMCの参加者のうち投票権のある人ない人がおり、ない人は反対が多く、来年になると投票権のあるメンバーの一部が入れ変わります。トランプ政権の影響を降りこめていない参加者もいます。
これを受けて、FF金利先物が織り込む25年度の利下げ見通しは1回になっています(つまり報道ではドットチャートを利下げがあと2回とされていますが、マーケットはすでに1回あるいは利下げ終了を織り込みだしたのです)。この先の利下げについては慎重なペースとなる可能性が高く、利上げに転じる可能性も否定できません。
S&P500の2025年予想増益率は+10%台半ばが維持され、企業業績や景気はよい状態が続きそうです。
他方で、日銀の利上げに関してはスキップとなり、こちらはハト派的に捉えられ、為替も円安に進んでいます。利上げという弾はあと1回と見られだしています。
その他に、先週はキオクシアホールティングスの上場、ホンダと日産の経営統合などのニュースがありました。YouTubeで情報を解説していますのでご覧ください。
「年収の壁」の引き上げなどを盛り込んだ来年度の税制改正大綱が、20日に取りまとめられました。
期待外れの与党税制大綱 所得減税は小さく123万円の壁へ
この記事は有料です。
アジア富裕層から学ぶお金が貯まる習慣の定期購読をお申し込みください。
アジア富裕層から学ぶお金が貯まる習慣
税込660円/月初月無料投稿頻度:月2回程度(不定期)
※すでに購入済みの方はログインしてください。