Yahoo!ニュース

横浜発祥ながら非家系ラーメン〈病みつきになる旨い醬そば〉を横浜以外で唯一味わえる場所は福岡の中洲だけ

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡県内で最も有名な繁華街として知られている福岡市博多区の「中洲」。2002年神奈川県横浜市で創業し、今年22周年を迎える「麺場 浜虎」が、本場の味を「横浜」以外の国内唯一の店舗として、ここ福岡「中洲」で提供しているのをご存知だろうか。それが、2022年に開業し今年2周年を迎えた、知る人ぞ知る〈RAMEN浜虎 福岡中洲店〉だ。

現在「浜虎」は、創業店の「麺場浜虎 横浜鶴屋町店」、創業当時の味を守り続ける「麺場ハマトラ 日吉店」と、さらに国外に「インドネシアのバリ島」にも店舗を構えているという。今回ご紹介する〈RAMEN浜虎 福岡中洲店〉では、はじめての西日本(九州・福岡)への出店ということもあり、西日本の食材を中心にラーメンを再構築・ブラッシュアップさせた、こだわりの「浜虎」仕様に仕上がっている。

浜虎のスタンダードな一杯となる淡麗スープの「醬そば」は、鰹・鯖・鰯・蝦などの魚介系の素材をブレンドした鶏清湯スープに、特殊食材の自家製ブレンドの「魚介系XO醬」を合わせることで、病みつきになる独特な味わいを生み出している。

淡麗スープの「醬そば」の味玉乗せ。
淡麗スープの「醬そば」の味玉乗せ。

麺はコシのしっかりと座った自家製の「中太ちぢれ麺」を使用することでスープに負けない美味しさを実現。さらに主役級の低温で調理された「厚切り鶏チャーシュー」はしっとりジューシーに仕上げられている。半熟の味付玉子も、その味付け具合がここ最近食べた中でも最高峰かもしれない。

淡麗系と濃厚系の4つのラーメンメニュー

淡麗系の鶏清湯スープの「浜虎」のスタンダードで最も有名な「醬そば」のほか、鶏清湯スープにあさりの塩ダレを合わせた「浅利の塩醬そば」がある。

淡麗スープの「浅利の塩醬そば」の味玉乗せ。
淡麗スープの「浅利の塩醬そば」の味玉乗せ。

濃厚コク系のスープは、鶏白湯スープがベースになる「コク塩鶏そば」と、同じ鶏白湯スープに4種類の味噌をブレンドした味噌ダレを使用した「濃厚コク味噌そば」という、4つのレギュラーラインナップになり、さらに「つけそば」や「まぜそば」といったメニューもある。

濃厚コクスープの「コク塩醬そば」の味玉乗せ。
濃厚コクスープの「コク塩醬そば」の味玉乗せ。

この2年間で一通りは食べているけど、この日、券売機で発券したのは一番ベーシックな一杯になる「醬そば」の味玉乗せ。あまり九州・福岡では馴染みのない品名の「醬そば」だけど、特製の「魚介系XO醤」を使った醤油ラーメンといったニュアンスになる。

魚介系XO醬を使用した「醬そば」

待つことしばし。配膳された「醬そば」の味玉乗せは、豊かな香りたつ見た目にも美しい仕上がりの一杯。ひと口スープを口に含んだその瞬間、旨みがどっと溢れ出しその美味しさの虜になっていく自身が分かる逸品。

広々としたクールで恰好いい店内

コンクリートの打ちっ放しのクールな感じと木目調の温かみのある内装の組み合わせが恰好よくて各インテリアへのこだわりも随所に感じられる店内構成になっている。

4人掛けのテーブル席が4つあり、ゆっくりと寛げる雰囲気にもなっているので、ご家族連れやグループの大人数での利用にも対応できる空間だ。

厨房を囲むL字型のカウンター席もあり、お一人様でも安心してご来店いただける。また、広々とした店内のため、下げ口(返却口)が設置されているので、お帰りの際はご協力をお願いできればと思います。

天神からも寄りやすい好立地

場所的に「中洲」といっても明治通りからも程近く、市内を南北に流れる河川「那珂川」を挟んだ「天神」の対岸寄りにあり、全国的に有名な豚骨ラーメンチェーンにして行列の絶えることのない「一蘭本社総本店」の本社ビルの真裏に位置し、大きなマンションの1階に店舗をかまえている。

また現在は、店休日の日曜日以外は、早朝の8時30分から開店しているので、朝ラーメンのお店としても利用可能。ご旅行やご出張の帰郷前の朝にでも、横浜の非家系ラーメンの「浜虎」の味を体験してみてはいかがでしょうか。

RAMEN浜虎福岡中洲店

住所  :福岡県福岡市博多区中洲5-4-6[地図
営業時間:8時30分~15時00分/17時00分〜20時00分(平日)
    :8時30分〜16時00分(土・祝)
定休日 :日曜日
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

RAMEN ANTENNAの最近の記事