3月にオープンしたばかりの焼き芋専門店「ミツイモタイム」。先日名物のパフェについてご紹介しましたが、今回は焼き芋を。

こちらの焼き芋は、オーナー自ら九州各地の「さつまいも作りの名人」と呼ばれる農家を訪ね、さつまいもを厳選。ひとつひとつ手作業で、その時の気温や湿度に合わせて焼き具合を調整し低温でじっくり2時間以上かけて焼き上げているそうです。

店内には様々な品種の焼き芋がずらり。「三つ星ハニー」や「すずなりほっくり」などスーパーでは見かけない珍しい品種も。この日は7種類ありました。

商品説明にそれぞれの特徴が書かれているのですが、どれも美味しそうで迷ってしまいます。

夢の食べ比べセット

そこでおすすめなのが「本日の食べ比べセット」。

その日の焼き芋が少量ずつ入ったセットで、色々な品種を食べたい人にぴったり！

1パックでもボリュームがあり、各品種1～2カットずつ入っています。

砂糖などの調味料は一切使用していないのに、内側から溢れる蜜で輝いている焼き芋たち。

さつまいも好きには堪らない、まさに夢のようなセットです。

いざ全種食べ比べ

早速、全品種を食べ比べてみました。

▼1番人気！トレンドのねっとり系：きんえもん

つやっつやな表面からもわかる蜜たっぷりな質感。

皮が薄いのと蜜の瑞々しさに“むぎゅっ”として、1口サイズにしようとしてもなかなか割れません。それほどしっとりとした質感で、ジューシーな甘さが病みつきになる焼き芋でした。

佐賀店では1番人気の品種だそうです。

▼ホクホク系：すずなりほっくり

「すずなりほっくり」は昔から人気のホクホク系。割ってみると他の品種とは違って、断面がさらっとしています。栗のようにホクホクした食感はお芋の優しい甘さを堪能できます。

▼バランス型：唐津の蜜芋

「唐津の蜜芋」は、赤土で作られた紅はるか。ねっとりとホクホクのバランス型。密度は高くしっとりとしていますが、繊維質が少ないのでとっても食べやすいです。甘さもしつこくなく上品で、どの世代からも愛されそうな焼き芋です。

▼ただの焼き芋ではない：カット焼き芋

こちらは「カット焼き芋」。佐賀店では「きんえもん」を使用しているそうです。

カットしただけ？と思いきや、先ほどご紹介した「きんえもん」とは別の焼き方で仕上げているそうです。

いただいてみると、蜜たっぷりな「きんえもん」から少し水分が抜けて、もちもちっとした食感に。その分甘味も強く、干し芋とねっとり系焼き芋の間のような味わいでまた違う美味しさを感じられました。

▼個人的No.1：金の蜜芋

野菜ソムリエコンテストで金賞を受賞した「金の蜜芋」。

他の焼き芋に比べるとやや小ぶりで、甘さがぎゅっと詰まった印象。「きんえもん」に比べると瑞々しさはありませんが、その分甘みが強くて食べ比べた中で最もさつまいもの味が濃く感じられました。個人的に1番好きな品種です。

▼ねっとり系の王様：三ツ星ハニー

名前のごとく、蜜たっぷりでねっとりとした食感。口に入れた瞬間に広がる強い蜜の甘みは、まさにねっとり系焼き芋の王様！

繊維質は少なめで口当たりは驚くほど滑らか。もはや焼き芋というより「スイートポテト」のような感覚です。甘党の方や、トレンドのねっとりした焼き芋が好きな方におすすめです。

どの品種も味付けなしの芋本来の甘みだけにもかかわらず、それぞれの特徴があってとっても美味しかったです。

色々な品種を食べ比べできる夢の焼き芋セット。

違いを楽しみながら、自分好みの焼き芋を探してみてはいかがでしょうか？

※「ミツイモタイム」の焼き芋は数量限定のため、売切れ次第閉店です。季節によってさつまいもの種類も違うようなので、是非お店のSNSをご確認ください。

ミツイモタイム 佐賀店