アルトゥーベとフレッチャーよりも背の低い選手はいるのか
ホゼ・アルトゥーベ(ヒューストン・アストロズ)は、これまでに209本のホームラン打っている。13シーズンのうち、20本塁打以上は5度。2019年と2021年は31本ずつだ。
他に、ポストシーズンの103試合で27本塁打も記録している。この本数は歴代2位。29本塁打のマニー・ラミレスに次ぐ。マニーは、ポストシーズンの111試合に出場した。
マニーの身長(公称)は6フィート(約182.9cm)、アルトゥーベは5フィート6インチ(約167.6cm)だ。
現時点で、各チームの40人ロースターに名を連ねている選手を調べたところ、アルトゥーベよりも背の低い選手は、5フィート5インチ(約165.1cm)のホルヘ・バローサ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)しか見つからなかった。
アルトゥーベとバローサは、2人とも、ベネズエラのプエルト・カベヨで生まれた。アルトゥーベは、右打ちの二塁手だ。スイッチ・ヒッターのバローサは、センターを守る。昨年は、AAAの120試合で打率.274と出塁率.394、13本塁打と15盗塁を記録した。
アルトゥーベと同じ5フィート6インチは、ドミニク・フレッチャー(シカゴ・ホワイトソックス)とクレイトン・アンドルース(ニューヨーク・ヤンキース)の2人だ。
フレッチャーについては、先月、こちらで書いた。
◆「フレッチャー弟がトレードで移籍。新天地でレギュラーのチャンス到来か。昨年はAAAで出塁率.399」
アンドルースは、リリーフ投手と外野手の2ウェイ・プレーヤー(二刀流選手)だったが、2021年から投手に専念し、昨年の夏にメジャーデビューした。先月中旬のトレードで、ミルウォーキー・ブルワーズからヤンキースへ移った。
なお、フレッチャーの兄、デビッド・フレッチャー(アトランタ・ブレーブス)は、40人ロースターには入っていない。ノン・ロースター・インバイティ(キャンプ招待選手)だ。兄の身長は、5フィート9インチ(約175.3cm)。公称のとおりだとすると、弟よりも少し高い。
アレハンドロ・カーク(トロント・ブルージェイズ)は、身長こそ5フィート8インチ(約172.7cm)ながら、「小柄」とは形容しにくい。体重は245ポンド(約111.1kg)だ。メジャーデビュー当時の体重は、もっと重かった。
◆「身長175cm未満で体重120kg以上のメジャーリーガー。それだけでも一見の価値はあるが…」
こちらも5フィート8インチのルイスアンヘル・アクーニャ(ニューヨーク・メッツ)は、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)の弟だ。兄の身長は6フィートなので、フレッチャー兄弟のような「僅差」ではない。
昨年の夏、弟はテキサス・レンジャーズからメッツへ移籍。レンジャーズは、マックス・シャーザー(と金銭)を手に入れた。昨年は、移籍の前後ともAAでプレーし――リーグは異なる――計121試合で打率.294と出塁率.359、9本塁打と57盗塁を記録した。
身長が高い選手については、こちらで書いた。