Yahoo!ニュース

【神戸市垂水区】まさに今がベスト!天空のカフェ&バー「カントコトロ」のサンセットビューをお届けします

くりあんぱん神戸の日常系webライター(神戸市)

垂水区東舞子町にある「カントコトロ」をご紹介します。明石海峡大橋のすぐ近く、6階建てマンションの最上階で絶景を楽しみながら極上のひと時を楽しめる、まさに「天空のカフェ」という言葉がぴったりのカフェ&バーです。

公式ホームページ:神戸・舞子のジャズが流れるおしゃれなカフェ


「カントコトロ」はアイヌ語で、カンは「上の方」、トは「湖」、コトロは「面、こちら側」の意味。湖面の青と空の青を重ねた連想から「天空」をテーマにした店内になっています。また、カントは「自然」、コトロは「人間の生活」の意味にもなり、自然と人間の生活の融合・共存共栄という願いも込められています。日常で使う言語以外でダブルミーニングを含めた、博識さとハイセンスさが伺える命名です。
店内で使用される珈琲豆とお店の内装は、マスターと店主が長年住んでいた静岡県が由来。これまでの所縁「静岡」と、これからのご縁「神戸・舞子」をミックスして一つのハーモニーとなり、さらにこの場所から、人と人、自然と人の繋がりが広がっていくように…という想いから、2016年にこの場所でお店をオープンされたとの事です。

カントコトロさんの公式ホームページのヘッダー部分のスクリーンショットです。
カントコトロさんの公式ホームページのヘッダー部分のスクリーンショットです。

本写真はカントコトロさんから提供して頂きました。
本写真はカントコトロさんから提供して頂きました。

まるで雲の上にいるような、広々とした空間が魅力。3・4名テーブル7席、2名がけソファー席が1席、カウンター3席、計30席弱あります。青空に浮かぶ綿雲のようにも、遊園地の乗り物コーヒーカップのようにも見える、何だかわくわくしてくる配席です。


「舞子の海と空を楽しめる」というフレーズから、美しいブルーをイメージされる方が殆どだと思います。しかし、舞子の海と空の美しさを表す色は「ブルー」だけではありません。日の入りの時間帯もそれは見事で、特に春分・秋分の頃は「神戸淡路鳴門自動車道」高架下の中心から夕陽が輝きを放ち、一年で最も美しいサンセットビューを楽しむことができます。

日の入り間近に伺い、店内の様子を取材させて頂きました。

夕陽に似合いそうな色合いを意識して、ティーフロート(税込650円)を注文。
キンと冷えたあっさりめのストレートティーと風味豊かなバニラアイスが、互いの魅力を引きたて合うフロートです。それぞれのおいしさを楽しむだけでなく、ティーとアイスを溶け込ませて飲むのもおいしそうだな…と思いを巡らせながら日の入りを待ちます。

高架下から、まばゆい光が八方に放たれた瞬間、

店内全体がオレンジ色の光に包まれます。暖かみにあふれ、かつどこか清々しさも感じられる光です。

虹の楽譜が描かれた壁面に人影が写った光景からも、言葉にならない叙情的な美しさを感じます。

刻々と様相を変える夕空。映画のようにドラマチックな空を楽しむことができます。

やがて、建物や明石海峡大橋に灯がともり始めます。店内全体が夕陽に包まれてからここまで、約25分間の素敵な夕空観測時間でした。


キャッチフレーズで「音楽が楽しめるお店」とうたっている通り、「カントコトロ」はカフェ&バーだけでなく、ライブ会場としても非常に高い音響機能を有しています。ライブを主として活動されるアーティストさんの間では、抜群に良い「箱」(箱:ライブ会場の事を表す通称)として有名なお店なのだそうです。

その美しさに惚れ込み「会場でお客様と一緒に夕空を楽しみたい」という想いから、開演・終演を日の入り時刻に合わせるアーティストさんも多いとの事。
左、9月23日(月・振替休日)14:30開場「MEGTARO」さんのライブは終演が、右、9月28日(土)16:00開場「服部龍生」さんのライブは開演が、ちょうど夕空を楽しめる時刻と重なっています。

参考サイト:カントコトロ | kantokotoro これからのライブ予定


おいしいお料理、青い海と空、心地よい店内、ユニークな語感の中に様々な由来が込められた店名、こだわりの音楽や絵本など…挙げ始めたらきりがないくらいに多くの魅力を持つ「カントコトロ」。しばしば取材も入られる人気店、オーナーの「この夕空を見る度に、自分達だけで楽しむのはもったいないなぁ…と感じるんです」「当店は、ライブ会場としてお楽しみ頂く時にこそ最大の真価と魅力を発揮するんですよ」という言葉をきっかけに、今回はこの2点をメインにお伝えしました。今はまさに夕空とライブを同時に楽しめるベストタイミング! 興味を持たれた方はぜひ、早速「カントコトロ」を訪れ実際に体験してみてくださいね。


ロゴ画像はカントコトロさんから提供して頂きました。
ロゴ画像はカントコトロさんから提供して頂きました。


天空のイメージにも関わらず、ロゴの差し色が「青」ではないのが、最初に見たときは意外で不思議でした。素晴らしい夕空を知った今なら、この色使い、大いに納得ですね。

●カントコトロ●
〒655-0047 兵庫県神戸市垂水区東舞子町18-22 オーブデメール601
営業時間 11:00〜22:00(最終入店21:00)
定休日 月曜日(月曜日が祝日の場合、その次の平日が店休日)
電話番号 078-955-3021
公式ホームページ カントコトロ♪神戸・舞子のジャズが流れるおしゃれなカフェ
公式Instagram カントコトロ

神戸の日常系webライター(神戸市)

神戸でささやかに暮らしている一市民。大好きな町神戸の魅力を、心地よい日常から拾い上げて大切にお届けしていきます。記事を通して皆様と「わくわく」「ほっこり」な気持ちを分かち合えたら嬉しいです。よろしくお願いします!

くりあんぱんの最近の記事