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「シンク下に乾麺を保存する」←「それやめて!」料理人からのお願い【そのワケとは?】

こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!

いや〜暑いですね!暑い日が続くと食欲が落ちやすくなりますよね。そんな時に大活躍するのが、「冷たい麺類」ですよね。特にそうめんや冷やし中華、ざるそばなど、簡単に作れてさっぱりと食べられる麺類は、この時期の救世主です!

『よし、今日は冷たい麺を食べよう!暑い日にはぴったりだしね。』

『さてさて、どこに乾麺を置いたかな…(シンク下の扉を開ける音)』

ちょっと、待ってくださいー!!

今回の目次

  1. シンク下に保存しないで
  2. 乾麺は「香り」も吸収しやすい
  3. 暑い夏は「冷蔵保存」が安心
  4. まとめ

シンク下に保存しないで

皆さんは買った乾麺をどこに保存していますか?ついついスペースが少ないからといって、シンク下に置いてしまっていませんか?

実はこれ、避けるべき保存方法なのです!

シンク下というのは…湿気がこもりやすく、特に夏場は湿度が上がり乾麺を保存するには不向きな場所です!湿気がこもることで乾麺が湿気を吸収し、品質が劣化する恐れがあります。

このように「湿気」も大きな問題ですが、実はもう1つ大きな問題があります。

乾麺は「香り」も吸収しやすい

もう1つ、大きな問題とは…「香り」です。シンク下というのは「洗剤」や「石鹸」などの強い香りがするものが多く置かれていることが多いですよね。

乾麺は周囲の香りを吸収しやすいため、これらの香りが乾麺に移ってしまうことがあります。香りが移った乾麺は風味が大幅に落ちてしまいます。

温かい麺類の料理なら、まだ実感しにくいのですが、今時期の夏場は冷たい麺類を楽しむことが多いと思います。そのため、香りが移った乾麺を使うと、その香りがダイレクトに感じられてしまい、風味が大幅に損なわれることになります。

特に「そうめん」や「ざるそば」など、シンプルな味わいの麺料理ではわずかな香りの違いもはっきりと感じ取れてしまいます。

暑い夏は「冷蔵保存」が安心

それでは、最後に「乾麺の正しい保存方法」について見ていきましょう!

乾麺は開封前であれば袋のまま常温で保存できます。しかし、夏場は気温や湿度が高いため、開封後は密閉できるプラスチック容器やジップ付きの袋に移し、「冷蔵庫」で保存するとより安心です。

そして、皆さんに1つだけ、守ってほしいことがあります。それは…

「使う分だけ、冷蔵庫から取り出す」ということ!

乾麺を冷蔵庫から頻繁に出し入れをすると…袋の内側に結露の発生し、乾麺が湿気を吸収しやすくなり、品質が劣化します。そのため、必要な分だけを取り出し、残りはすぐに冷蔵庫に戻すようにしましょう!

まとめ

  • シンク下に乾麺を保存してはいけない
  • シンク下は、湿気がこもりやすく、湿気を吸った乾麺はカビが生えやすくなり、風味も落ちてしまう
  • 周囲の香りを吸収しやすいので「石鹸」や「洗剤」の近くに保存しない
  • 暑い夏は冷蔵庫での保存が安心
  • 乾麺を冷蔵庫から頻繁に出し入れしない!
  • 使う分だけ、冷蔵庫から取り出す

最後まで、ご愛読ありがとうございます。
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料理人の視点から、日々の食卓に役立つ「コツ」や「食材の扱い方」をお届けしています。旬の食材を無駄なく美味しく使い切るアイデアや、プロならではの保存方法など、皆さんのキッチンで活用できる情報をわかりやすく解説!【保有資格】調理師免許(国家資格)・食品技術管理専門士・フードコーディネーター

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