「あ、辛い!」←「水を飲むは間違い?」料理人の回答に…『もっと早く知りたかった!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「辛い料理」は好きですか?
「麻婆豆腐」、「カレー」、「坦々麺」など、辛さが魅力の料理はたくさんありますよね。けれど、食べている途中で『あ、辛い!』と感じて、つい水に手を伸ばしてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?
しかし、辛いと感じた後に水を飲むのは、本当に効果的なのでしょうか?
今回は、国家資格である「調理師免許」を持つ私が、その疑問にお答えしたいと思います。
また、この内容を私の「Instagram」で発信し、感想のアンケートを取ったところ、73%の方から『もっと早く知りたかった!』との回答を頂きました。
辛い食べ物が好きな方や、辛さに悩んでいる方はぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- 水を飲んでも辛さは取れない
- 唐辛子の辛さを和らげる裏ワザ
- まとめ
水を飲んでも辛さは取れない
「辛い」と感じて水を飲むのは、本当に効果的なのでしょうか?
結論:水を飲んでも辛さは取れません!
つまり、水を飲むのは間違いであり、辛さを和らげる効果は期待できないのです!
その理由は、辛さの原因である「カプサイシン」にあります。
カプサイシンは脂に溶けやすい「脂溶性」であり、水には溶けない性質を持っています。そのため、水を飲んでもカプサイシンが口から消えず、辛さがすぐに戻ってしまうのです。一瞬、口の中が冷たくなり、辛さが和らいだように感じることはありますが、根本的な辛さは変わりません。
さらに言うと、水を飲むと、辛味成分が口内全体に広がってしまい、さらに刺激が増してしまうこともあるのです!
実際に、水を何杯飲んでも“辛さが和らがない”と感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
唐辛子の辛さを和らげる裏ワザ
では、どうすれば辛さを和らげることができるのでしょうか?
実は、辛さを和らげる方法はいくつかあります。今回はその中でも、特に効果的で身近な2つの方法をご紹介します。
①乳製品を摂る:辛さを和らげるために最も効果的な方法の1つが乳製品を摂ることです。牛乳やヨーグルト、チーズなどに含まれるたんぱく質の一種である「カゼイン」が、「カプサイシン」と結びつき、辛さを感じにくくしてくれます!
②酸っぱい飲み物を飲む:酸っぱい飲み物にも、辛さを和らげる効果があります。例えば、レモンやライムを使った飲み物には「クエン酸」が含まれており、このクエン酸が辛さの元であるカプサイシンの刺激を中和してくれます。そのため、「レモネード」や「レモン水」を飲むことで、辛さを軽減することができるのです!
まとめ
- 辛さの原因「カプサイシン」は水に溶けないため、水を飲むのは間違いである。
- 乳製品に含まれる「カゼイン」は、カプサイシンと結びつき、辛さを和らげる。
- 酸っぱい飲み物に含まれる「クエン酸」は、辛さの刺激を中和してくれる。
- 辛さを感じたら、「牛乳」や「レモネード」などを飲むのが効果的。