防災備蓄品ってどんなものがあるの?段ボールベッド組み立てに挑戦! 自分の街の「標高」を知る方法って?
みなさんはいざという時のために避難所にはどんな物資が備えられているのか、見せてもらったことはあるでしょうか。
それぞれ自治体により備品の内容は異なりますが、最近は段ボールベッドやパーティション、テントなどのプライバシーを守るものや、水や食料、生理用品やおむつまで、けっこう充実してきたと言われています。
では実際にどんなものが備えられているのでしょうか。
プライベートな空間は避難所生活でも重要ポイント
今回は北海道根室市の女性防災会議で、市役所防災担当職員監修のもと(?)公開してもらった、指定避難所のひとつ根室市総合文化会館の防災備品をご紹介します。
参加者は特別に段ボールベッドの組み立てにも挑戦!とは言っても、実際の組み立てはとっても簡単でした!ただし段ボール9個でベッドひとつ分です。
今回は5~6人で組み立てたためあっという間に完成しましたが、もしもひとりだったら、特に暑い夏場であればけっこうな汗かき作業になると思われました。
一方段ボールベッドは本当に丈夫で大人が3~4人乗っても大丈夫!
ワンタッチで建てられるテントも準備し、中に段ボールベッドを設置すると、完全にプライベートな空間ができあがりました。
こちらのエアーベッドは電動式で空気の出し入れが可能。案外しっかりとした硬さですが、お子さんはジャンプして遊んでしまうかも。。。そこは大人が気をつけてあげましょうね。
その他根室市の避難所にある備品の一部はこちら。
※飲食物はアレルギー対応
- 簡易トイレ
- 毛布
- 発電機
- コンロ
- 米・野菜スープ・水
- ミルク
- おむつ(大人用・子供用)
- 生理用品
などなど。備蓄されている数はまだ充分とは言えないですが、これからもっと充実されていくのではないでしょうか。
また参加者から出された課題は以下の通り。
ストーマなどを使用している方用のトイレなど
胃ろうや導尿用品など医療用品を使っている場合の買い替え用品の補充
これは切実な問題ですね。
どんな人も少しでも安心して避難所生活を送ることができるように、私たち市民からもアイデアや課題を出していけたら一助になるのかなと思いました。
※備蓄品の内容は自治体によって異なります。
自分が住む街の「標高」を調べてみよう
地震や暴風雪、爆弾低気圧など、ここ数年は自然災害が激甚化していると言われていますね。いつ何時、自分の身近で災害が起きるか分からない時代。
今回は防災担当者からの講演もあり、その中でみなさんにも使っていただけそうなサイトを教えてもらいましたのでご紹介します。
上図は国土地理院が公表している「地理院地図」。日本全国各地の「標高」を調べることができるサイトです。
例えば「根室市役所」の標高を知りたい場合は、地図をズームして+マークを根室市役所の場所に重ねると、画面の左下に「23.9m」と標高が表示されます。
ち、ちいさい、標高を表す文字が。。。
もっと目立つようにしたらいいのに笑
この地図を使ってお住まいの標高を調べてみてはいかがでしょう。
根室市は巨大地震とそれに伴う巨大津波に襲われる可能性が、とても高い場所とされていて、こちらの地図はとっても参考になりました。
今回は段ボールベッドの組み立てなどを通して、防災は体験することもとっても大切なんだと思いました。
みなさんもお近くの方たちと一緒に、防災について考えてみませんか?
では、次回もためになる防災の話題をお届けしていきます!
参考:国土地理院「地理院地図」