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【秋田県仙北郡美郷町】熱々の広東麺が絶品!民家を改装したアットホームな空間『あい食堂』とは?

KANEYANライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

2022年7月オープン!美郷町で人気の小さな食堂で、ぶらり昼ご飯!

「今日もまた美味しかったです」

秋田に本格的な冬がやってきた12月某日、私はご常連のそんな声が生まれる小さな食堂を訪れた。2年前の夏に美郷町で開店した『あい食堂』である。

あい食堂
あい食堂

県内の飲食店で中華料理を専門に腕をふるってきたご主人と、ご主人といとこで数年前に関西から美郷町に移住したママさんとで営む『あい食堂』。場所は美郷町総合体育館『リリオス』の近くにあり、「営業中」と書かれた赤い幟が目印だ。

店内はまるで親戚の家?
店内はまるで親戚の家?

どこか懐かしい和の空間に、チクタクと音を立てる古時計。築50年ほどの民家を改装したという店内は、まるで冬休みに遊びに来た「親戚の家」のような雰囲気だ。そんなアットホームなローカル食堂で、今日は何を食べようか。まずは品書きから要チェックといこう。

品書き

麺メニュー(水曜、木曜、日曜)
麺メニュー(水曜、木曜、日曜)
  • 醤油ラーメン:700円
  • もやしラーメン:700円
  • 広東麺:850円
  • あんかけ焼きそば:850円
定食メニュー(月曜、金曜、土曜)
定食メニュー(月曜、金曜、土曜)
  • 木の葉丼(関西発):650円
  • シーザー豚カツ定食:900円
  • 広島焼(広島発):750円(持ち帰り:800円)
  • そばめし(神戸発):650円

現在『あい食堂』は、曜日によって「麺の日」と「定食の日」に分かれているようだ。私が訪れたのは木曜日だったため、この日は麺メニューの中からチョイス。ご主人が中華を専門にしていたと聞けば、やはり気になるのは広東麺だ。今日はそこにミニ炒飯を組み合わせてファイナルアンサー。

ちなみに秋田では珍しい木の葉丼は、かまぼこや野菜を甘辛く煮て卵でとじた関西では定番の一品。元々関西に住んでいたママさんの発案により『あい食堂』のメニューに仲間入りした。

あらゆる旨味が詰まった熱々の一杯!秋田の寒い冬に『あい食堂』の広東麺が染みる!

広東麺(炒飯セット):1,150円
広東麺(炒飯セット):1,150円

さあ、注目の広東麺がお供の炒飯を連れて登場だ。湯気が舞う熱々のスープの中には、豚肉や野菜などさまざまな具材がスタンバイ。まるで年末年始の特番のように賑やかだ。

具材の旨味をまとった本格派の一杯に注目!
具材の旨味をまとった本格派の一杯に注目!

さっそく気になるそのスープを味わいつつ、隙を見て麺を救出だ。おお、これはウマいぞ。具材の旨味をまとったスープの味は抜群で、麺の茹で加減も絶妙。そこに豚肉、レンコン、海老、キクラゲなど、いろんな味や食感が加わり縦横無尽に口を駆け巡る。ウマいぞウマいぞ。これは大正解だ。

お供の炒飯もウマっ!
お供の炒飯もウマっ!

続いてお供の炒飯にも手を伸ばそう。ああ、コレはなんだか落ち着く家庭的な味わい。なんだけど、このムラの無い絶妙な炒め具合はやっぱり「お店の味」。シンプルで食べやすいが、自宅では真似できない。長年中華に携わってきたご主人の技術が垣間見える一品だ。

12月の営業日を要チェック!
12月の営業日を要チェック!

その本格的な味もさることながら、『あい食堂』はご主人もママさんも親切で居心地が良い。私が訪れたときも、その味と人柄に魅せられたご常連で店内は賑わっていた。

「今日もまた美味しかったです。また来ます」

そんなご常連の声と、ボーンボーンと13時を告げる古時計の音。美郷町のローカル食堂に漂う温かさと懐かしさを感じながら、今日もごちそうさま。

アットホームな空間で出会った冬に染みる一杯。玄関先でママさんに見送られながら、またひとつ「何度も訪れたい店」が増えた私である。

【店舗情報】
あい食堂
住所:秋田県仙北郡美郷町飯詰南中島26
営業時間:11時~14時(夜は要予約)※テイクアウトは18時まで対応
電話番号:090-6452-2153
定休日:火曜日 
※営業時間や定休日は訪問時の情報です。

ライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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