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カップヌードル新商品「ユッケジャン」「魚介カレー」「バターコーン」を食べてみた

オサーンカップ麺ライター
左から「牛だしユッケジャン」「和風魚介ぶしカレー」「バターコーンシーフード」

最近発売されたカップヌードルの変わり種

カップ麺の元祖にして大定番の「カップヌードル」。
レギュラー商品の醤油味、「カレー」、「シーフード」、「チリトマト」などの完成度が高すぎるので、カップヌードルファンですら月に1~2個程度発売される期間限定の変わり種商品には目もくれない場合が多いのではないでしょうか。

今回は2024年3~4月に発売された「カップヌードル」の新商品3品、「カップヌードル 牛だしユッケジャン ビッグ」「カップヌードル 和風魚介ぶしカレー」「カップヌードル バターコーンシーフード ビッグ」をレビューします。

レギュラー商品に代わる存在を見つける一助になれればと思います。

「カップヌードル 牛だしユッケジャン ビッグ」

「カップヌードル 牛だしユッケジャン ビッグ」
「カップヌードル 牛だしユッケジャン ビッグ」

まずは「カップヌードル 牛だしユッケジャン ビッグ」。「カップヌードル」では韓国味の商品がたびたび登場しますが、「海鮮チゲ」「コムタン」など、激辛よりもスープの旨みにこだわっているものが多い印象です。

「ユッケジャン」は牛肉のスープという意味で、焼肉店やスープ系の商品でもある程度定番の味ですよね。

「カップヌードル 牛だしユッケジャン ビッグ」完成
「カップヌードル 牛だしユッケジャン ビッグ」完成

コチュジャンと味噌をベースに牛だしを加えたユッケジャンスープに、大盛サイズのカップヌードルの油揚げ麺と、牛謎肉、チンゲン菜、たまご、もやしが合わせられています。
いつもの謎肉ではなく「牛」謎肉であったりもやしを入れることで、カップヌードル流にユッケジャンが再現されていました。

真っ赤な割に辛さより甘みが目立つ
真っ赤な割に辛さより甘みが目立つ

フタを開けた段階から牛の香りが漂い、コチュジャンの強い甘みによって韓国味の雰囲気がよく出ています。韓国味のカップ麺は数多く出ていますが、中でも思い切った甘みが感じられました。

スープは真っ赤ですがさほど辛いわけではなく、ピリ辛かせいぜい中辛程度。
コチュジャンは辛さよりも甘みが目立っており、牛の風味と甘さでまったりした味わいが特徴的でした。

「カップヌードル 和風魚介ぶしカレー」

「カップヌードル 和風魚介ぶしカレー」
「カップヌードル 和風魚介ぶしカレー」

続いては「カップヌードル 和風魚介ぶしカレー」。昨今のトレンドである和風だしを効かせたカレーの味を再現しています。

「カップヌードル」では「カップヌードルカレー」や「欧風チーズカレー」といったド安定のレギュラー商品が君臨しているので、それらを差し置いて敢えて他のカレー味を選ぶのはなかなか勇気が要りますよね。

魚介節を効かせたカレー味のスープに、太めのカップヌードルの麺と、白謎肉、きざみ揚げ、ネギ、ニンジンが合わせられています。

「チリトマトヌードル」で使われている鶏肉主体の白謎肉が使われており、和の要素が強いきざみ揚げが入っていることも大きな特徴。

スパイスと魚介節が共存
スパイスと魚介節が共存

スープはかつお節やサバ節などの魚介をがっつり効かせつつ、かなりスパイシー。
レギュラー商品の「カレー」や「欧風チーズカレー」より辛く、きざみ玉ねぎの風味も相まってかなり本格的です。
一方で、甘みはほとんどなくキリッと引き締まっており、レギュラー2品とは異なりだいぶ硬派な印象。

カレーは主張が強いので、食べる前は魚介とのバランスが心配でしたが、スパイシーなカレー味の中でしっかり魚介節が感じ取れ、きちんと共演を果たしています。スパイスも魚介も強い、クセになりそうな味わいでした。

「カレー」や「欧風チーズカレー」とはまったく方向性の違うので、別系統の味として十分共存が可能ではないでしょうか。

「カップヌードル バターコーンシーフード ビッグ」

「カップヌードル バターコーンシーフード ビッグ」
「カップヌードル バターコーンシーフード ビッグ」

3つめは「カップヌードル バターコーンシーフード ビッグ」。「シーフードヌードル」は、冬の「ミルクシーフード」や夏の「レッドシーフード」を始め多くのアレンジ商品が出ており、「カップヌードル」随一の変身得意キャラとなっています。

この商品では、バターとコーンをちょい足しするネットで話題のアレンジレシピが再現されているとのこと。

「カップヌードル バターコーンシーフード ビッグ」完成
「カップヌードル バターコーンシーフード ビッグ」完成

「特製バター風味オイル」を加えたシーフードヌードルのスープに、大盛麺量のカップヌードルの油揚げ麺と、イカ、キャベツ、ネギ、そしてコーンが合わせられています。

いつものシーフードヌードルに入っているイカとキャベツはありますが、かにカマやたまごなどは入っておらず、代わりにコーンがたくさん入っていました。

バター風味のシーフードスープ
バター風味のシーフードスープ

スープは、いつものシーフード味に「特製バター風味オイル」でバターの風味を加えています。シーフード味の押し出しはいつもより強くなさそうで、普段からシーフードヌードルが好きな人だと物足りなく感じるかもしれません。

今回、バターとコーンをちょい足しするレシピを参考にしているので、バターの風味は主役ではなくおとなしめ。結果、シーフード味もバター風味もどちらも多少物足りない印象を受け、具のコーンの甘さが一番目立っていました。

「カップヌードル」新商品3品それぞれに強み

「牛だしユッケジャン」の牛風味、「和風魚介ぶしカレー」のスパイスと魚介節の共存、そして「バターコーンシーフード」のバターコーンの甘みと、それぞれに強みがあっておいしかったです。

特に「和風魚介ぶしカレー」は既存のレギュラー商品である「カレー」や「欧風チーズカレー」と完全に差別化できており、「スパイス」と「魚介節」両方が大きな武器になりそうです。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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