Yahoo!ニュース

豊島「なんとか追いついたという感じ」藤井「勝負所を作れなかったのは残念」叡王戦第4局後コメント

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

豊島将之叡王「序盤は考えていた形の一つでした。中盤が難しかったと思うんですけど。駒得する展開になったので、少し指せそうな気もしていたんですけど。まあでもなんか(73手目)最後▲2四歩合わせた局面でちょっと明快な順がわからなかったので。ちょっと本譜はおかしかったのかもしれないです。という感じでした。まあ、なんとか追いついたという感じですけど。次、最終局なので、悔いがないように指せたらと思います」

藤井聡太挑戦者「ちょっと早い段階でミスが出てしまって、勝負所を作れなかったのは残念です。(41手目▲7九金を軽視した?)そうですね、進んでみるとなんかだいぶまずい、すでにかなりまずい局面になってしまってるのかな、という気がしました。(第3局、第4局と名古屋での対局が続いたが)やっぱり地元でタイトル戦の対局を指せるという機会をいただけたことは、とてもありがたく思っています。本局はまあ完敗だったので、最終局、せいいっぱい戦って、なんとか勝負所を作れるように指せたらというふうに思います」

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

松本博文の最近の記事