お馴染み名物のお饅頭!「桔梗信玄餅万寿」焼き直して更に美味しい、こし餡ととろーりきなこ餅の黄金コンビ
今やチョコレートなどのお菓子をはじめ、コンビニスイーツやカフェメニューとのコラボレーションなども展開している老舗の和菓子たち。冷蔵ケースに見たことのあるロゴや店名がプリントされたいわゆる和スイーツをご覧になったこともあるのでは?
その中でもここ最近、比較的目にする機会が多いような気がするのが「桔梗信玄餅」。山梨県の銘菓とも名高く、ビニールの風呂敷でひとつひとつ手作業でしっかりと包装されたきなこと黒蜜のお菓子はメディアなどでもお馴染み。
今回は、その桔梗信玄餅をお饅頭に落とし込んだ「桔梗信玄餅万寿」をご紹介。
明治初期からルーツがはじまり、明治22年に町の和菓子屋さんとして開業した桔梗屋さん。当時はきんつばなどのカジュアルな和菓子が人気だったということもあり、おそらくお饅頭も作られていたのでしょうね。名物の桔梗信玄餅がヒットしたのは明治43年とのことなので、初めからメインとして作られていたわけではなかったようです。
今回のお饅頭は、カリッと揚がったかりんとう饅頭。開封した瞬間、こんがりとした黒糖の良い香り。手のひらにちょこんと乗る深い栗色のお饅頭は、かりんとう饅頭にしてはしっとり。そのままいただくと、しっとりとしながらもほろほろとした食感。皮は比較的薄く、しっとりとしたこし餡の中からは黄名粉(きなこ)をあわせたお餅がとろ~り。半分に割り、お餅が伸びて姿を現す黄金色の糸にそそられますね。
しかし、やはりかりんとう饅頭といえばサクサクっとした皮も魅力のひとつ。同封されているリーフレットに従い、オーブントースターで2~3分程焼いて1~2分程放置。焼きたてはまだしっとりとしているので、常温に置いている間に水分を飛ばしているんですね。
ちょっと焦げてしまいましたが、底の部分はとってもさくさく!表面はうっすらとしたクリスピーな衣ながら、仄かにしっとりとしたお饅頭の皮もどちらも楽しめます。
しかし、ここでハプニングが…!!
なんと、齧った瞬間に底面の縁の部分から熱々の蜜が飛び出してきたのです!!!
加熱されることで粘り気があったお餅は蜜のようにさらさらと柔らかくなり、皮とあんこの隙間から流れ出てきてしまったのです。非常に熱いので、お召し上がりになる際にはどうぞお気を付けくださいませ。
ひと騒動あったとはいえ、やっぱり出来立ての軽やかな食感のかりんとう饅頭は格別。通常の桔梗信玄餅が織り成す黒糖と黄粉の黄金コンビを、ひと味違った形で召し上がってみてはいかがでしょうか。
こちらはお取り寄せでも購入することができます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<桔梗屋・甲府本館>
公式サイト(外部リンク)
山梨県甲府市青沼1-3-11
055-233-88009