青木宣親がMLB6シーズンに記録した打率.285と出塁率.350は、このスパンの何位に位置するのか
青木宣親は、ヤクルト/東京ヤクルト・スワローズの間に、メジャーリーグの7チームでプレーした。2012~13年がミルウォーキー・ブルワーズ、2014年がカンザスシティ・ロイヤルズ、2015年がサンフランシスコ・ジャイアンツ、2016年がシアトル・マリナーズ、2017年はヒューストン・アストロズ、トロント・ブルージェイズ、ニューヨーク・メッツの3チームだ。
2012~17年の6シーズンに、レギュラーシーズンの759試合に出場し――2017年の1登板を含む――打率.285(2716打数774安打)と出塁率.350、33本塁打と98盗塁、OPS.738を記録した。ちなみに、最初のホームランはランニング本塁打、3本目はサヨナラ本塁打だ。先頭打者ホームランは、6本を数える。
このスパンにおいて、青木の774安打は69位、33本塁打は314位タイ、98盗塁は30位に位置する。3000打席以上の87人中、打率.285は23位、出塁率.350は29位、OPS.738は74位だ。打率と出塁率は、上位の3分の1に入っている。
2012~17年のトータル・スタッツが比較的近い打者を1人挙げるなら、DJ・ラメイヒュー(現ニューヨーク・ヤンキース)だろうか。2011年にメジャーデビューしたラメイヒューは、2012~17年に、出場790試合で打率.303(2852打数864安打)と出塁率.357、34本塁打と69盗塁、OPS.762を記録した。
青木とラメイヒューは、それぞれ、左打者と右打者、外野手と内野手だ。なお、当時のラメイヒューは、コロラド・ロッキーズでプレーしていた。アウェーに限ると、ラメイヒューのスタッツは、グッと下がる。ロッキーズのホームは、「打者天国」のクアーズ・フィールドだ。
また、青木は、どのシーズンも370打席以上に立ち、最後の2017年は打率.277と出塁率.335ながら、それまでの5シーズンは、いずれも、打率.280以上と出塁率.345以上を記録した。打率が.288→.286→.285→.287→.283、出塁率は.355→.356→.349→.353→.349だ。2012~16年の5シーズンとも、350打席以上&出塁率.345以上は、そう多くない。青木以外に10人だ。
例えば、マット・カーペンター(現セントルイス・カーディナルス)は、この5シーズンとも出塁率.360以上だが、2012年は350打席未満の340打席だった。エイドリアン・ベルトレーとロビンソン・カノーは、2人とも、2012~16年のうち、2015年の出塁率が.334だ。