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一生に一度の「ラン活」で後悔しないために大切なこと

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

2023年度の「ラン活」がすでにスタートしていると聞きました。まだ2022年度の小学校の入学式が終わっていないところもあるのに、本当に早くて驚きます。

ラン活とは、小学校入学を控えた子どものランドセルを選び、購入するための活動。

近年、少子化であるにも関わらずラン活は激化しているようで、1,2月に新商品が発表され、4月ごろから予約が始まり、人気のあるランドセルは早いうちから完売するそうです。

そこで、今日は一生で一度のラン活で後悔しないために大切なことについてです。

ラン活の主役はランドセルか、子どもか?

一生に一度の小学校入学。子どもに最高のランドセルを用意したいと思うのが親心。しかし最近のラン活を見ていると、ランドセルそのものに注目が集まっているような気がします。

しかし、ラン活の主役はランドセルではなく子どもです。入学したら、どんなランドセルもただの勉強道具入れになるだけ。6年間、家と学校の間の移動時に、教科書やノートを運ぶもの、つまりバッグなのです。

子どもが気に入り、6年間大切にでき、丈夫でからだへの負担を軽減できるランドセルに出会うことができれば最高だと思うのです。

〇活という言葉に踊らされないで

〇活という言葉は、就活妊活があるように、目指すゴールに向かうための活動です。就活は、希望する企業に就職する事、妊活は妊娠することがゴールです。では、「ラン活」のゴールは何なのでしょう。

「活」が付くことで、早くしなくちゃ!良いものを手に入れなくちゃ!失敗したくない!という思いが強くなり、親の考えるよい結果を出すことがゴールになってしまうと残念です。

妊活のゴールは妊娠であっても、妊娠自体はゴールではなく通過点。親になること、子育てのスタートです。そう考えると、ラン活のゴールは最高のランドセルを手に入れる事であっても、6年間に渡る小学校生活のスタートにしか過ぎないのです。

ラン活は、子どもの成長を感じる時間であってほしい

我が家には4人の子どもがいます。お店に並んだ色とりどりのランドセルの中から、子どもが気になるものを手に取り、ランドセルを試してみた時のうれしそうな顔は今でも覚えています。

あんなに小さかった子どもが、ついに小学校入学かと思うと、本当にうれしいものです。我が子のランドセル姿は何よりもかわいいし、子どもの成長を感じる楽しい瞬間です。

今のランドセルは機能もデザインも豊富でたくさんの選択肢があり、その中から選ぶのは本当に大変な作業ですが、

ランドセルそのものを手に入れる事だけに力を入れるのではなく、ランドセルを背負う子どもの、ここまで大きく成長した姿を喜ぶ気持ちを忘れないでほしいと思います。

小学校に入学すると、楽しみの中にも勉強についていけるか、お友達と仲良くやっていけるかという多くの不安が出てきます。

そんなときに、子どもが選んだ最高のランドセルが通学の味方となってくれるような「ラン活」ができることを願っています。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ) 

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。長男との片づけバトルでモノを「選ぶ」ことの重要性に気づき、「選ぶ」から始める片づけや暮らし方を伝える活動中。

二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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