ドジャースがDFAとしたハニーウェルJr.はマイナーリーグへ。防御率2点台なのにどこも欲しがらず!?
8月20日、ロサンゼルス・ドジャースは、ブレント・ハニーウェルJr.をAAAへ送った。
2日前に、ハニーウェルJr.は、ドジャースからDFAとされた。ウェーバー公示中に他球団から獲得の申し出はなく、その期間が終わった後、ハニーウェルJr.はマイナーリーグ行きを拒否して退団することもできたが、そうはしなかった。
今シーズンは、ピッツバーグ・パイレーツとロサンゼルス・ドジャースで投げ――7月中旬にパイレーツがDFAとしたハニーウェルJr.に対し、ドジャースが獲得の名乗りを上げた――12登板の23.2イニングで防御率2.28を記録している。パイレーツでは、2登板で3.1イニングを投げて防御率2.70。ドジャースでは、10登板の20.1イニングで防御率2.21だ。
サンプル数としては少ないものの、防御率からすると、欲しがる球団が現れてもおかしくない。年齢は29歳だ。
ただ、奪三振率は4.94に過ぎない。この数値は、今シーズン、8月19日までに20イニング以上を投げた481人のワースト10にランクインする。また、直近の4登板は、いずれも失点を記録している(そのうちの1登板は自責点ゼロ)。他球団が獲得に動かなかったのは、こうしたことが理由かもしれない。
一方、ハニーウェルJr.がDFAとなった際に、AAAから昇格したベン・カスペリアスは、まだメジャーデビューしていない。
カスペリアスは、2021年のドラフト5巡目・全体162位だ。今シーズンは、AAの5登板もAAAの13登板も、すべて先発マウンドに上がっている。だが、ハニーウェルJr.と同じように、メジャーリーグではロング・リリーバーとして起用されるはずだ。昇格した8月18日以降の3試合とも、最初から最後まで3点差以内であることから、登板機会を得ることができずにいるような気がする。
もうすぐ復帰する予定のブレイク・トライネンと入れ替わりに、登板しないまま、マイナーリーグへ戻ることもあり得る。