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洗濯機で30度で洗われた猫が生き延びる ノルウェー

鐙麻樹北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会役員
洗濯前は猫が入り込んでいないか確認しよう(写真:アフロ)

ノルウェー・オスロの家庭で、猫が洗濯機に入ったまま洗われ、生き延びた。

猫の名前は「ゼロ」。飼い主が他の洗濯物を取りに行っている間に、ゼロは洗濯機の中に入り込む。

家族は気づかずに、スタートボタンを押してしまう。そのまま30度のお湯で、40分間ほど猫は洗われたと、NRKVGは報道。

冬が長いノルウェーではウール素材の服が愛用されており、猫は「ウール」プログラムで洗われた。結果、通常の洗濯プログラムより、「優しく、丁寧に」洗濯されたようだ。

ノルウェーの洗濯機はドラム式で、一度洗濯が始まると、途中で蓋を開けることは難しい。

洗濯後、猫はもうろうとしており、吐いたそうだ。すぐさま獣医に連れていかれ、2日間の治療を受け、元気になった。

「猫は今、洗剤の香りがする。多分、もう水は好きではないと思う」と飼い主はNRKに答えた。

筆者が獣医に電話したところ、「事実だ」と確認。この件は大手メディアに続々と報道されているため、飼い主は驚いているそうだ。

Text: Asaki Abumi

北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会役員

あぶみあさき。オスロ在ノルウェー・フィンランド・デンマーク・スウェーデン・アイスランド情報発信15年目。写真家。上智大学フランス語学科卒、オスロ大学大学院メディア学修士課程修了(副専攻:ジェンダー平等学)。2022年 同大学院サマースクール「北欧のジェンダー平等」修了。ノルウェー国際報道協会 理事会役員。多言語学習者/ポリグロット(8か国語)。ノルウェー政府の産業推進機関イノベーション・ノルウェーより活動実績表彰。著書『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』SNS、note @asakikiki

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