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なぜ道で人にぶつかるような人は「接客業」に向いてないのか?

横山信弘経営コラムニスト
(写真:アフロ)

ラッシュ時の駅や、スクランブル交差点など、別々の方向に歩く人が混ざり合う場所では、人とぶつかってしまうことがあります。そんな場所で「歩きスマホ」をしている人は論外ですが、そうでなくともよくぶつかる人は気を付けたほうがいい。周りへの注意が足りないと言えます。同じ方向で歩いている人が多い場所でも、ぶつかるのであれば、かなり注意力が足りない、と受け止めていいと思います。キャリーバッグなどを使う場合は、かなり気を付けたほうがよいでしょう。

注意力が足りない人は、「サービス業」「接客業」には向いていません。特に付加価値の高い商品を販売する店舗スタッフは務まらないでしょう。「キャリブレーションスキル」――いわゆる「先回りの観察眼」が足りないからです。

優秀な客室乗務員は、「乗客にコールボタンを押されたら負け」と常に考えています。コールボタンを押される前から、乗客がこちらを見る目、見ていなくても行動の変化などを察知し、先回りして声をかけることが大事であると意識しています。

接客業をしない人でも、周囲に対する気配りを身につけたければ、相手の一挙手一投足を見つめ、表情の変化を読み取り、次に自分が何をしたらいいのかを先回りして観察する力「キャリブレーションスキル」を手に入れましょう。人混みに入っても、自分が向かう先のことばかり考えず、周囲に気を遣いながら進む努力を続ければ自然と身に付いていくことと思います。

経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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